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沖縄の名門・那覇西の司令塔、MF伊佐航平「難しいというゲームの中でも、点を獲れるような選手に」

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那覇西高の司令塔、MF伊佐航平

 沖縄の名門・那覇西高が選手権での全国8強入りへ向けて再スタートを切った。テクニカルな司令塔、MF伊佐航平(3年)が初戦で競り負けたインターハイの感想やadidasのフットボールスパイク『COPA』の印象、また選手権への意気込みを語った。

―『COPA』を着用した感想を教えて下さい。
「軽さというよりはフィット感が良いなという感じで、ボールを蹴った時も初見だったんですけれども、違和感なくボールを蹴ることができているので、良いスパイクだなと思いました」

―普段スパイクを選ぶ時に重視していることは?
「軽さは重視していなくて、自分は足のフィット感。そんなにスピードは重視していないです。自分は、中盤でボールをコントロールするプレーヤーだと思っているので、足にフィットすることを一番重視して選んでいます」

―普段履いているスパイクとの違いは?
「足に対するフィット感は似ているなという感じもあります。『COPA』は選手権の時から良いスパイクだなという印象を持っていました」

―このスパイクを履くことで自分の特性を引き出せる部分はある?
「足にフィットしているので、ボールタッチやパスが自分の思った通りにコントロールできるかなと思っています」

―デザインは?
「普段派手めなスパイクはそんなに履かないんですけれども、これを機に履いてみたいなというのも少しあります(笑)」

―ポイントの刺さり具合は?
「FGなので人工芝や天然芝でもそうだと思うんですけれども、しっかり芝に刺さります。中盤も結構守備も求められるところですし、止まりたいところで止まって方向転換できるのは優れていると思います」

―インターハイの感想を教えて下さい。
「全国からチームが沖縄に集まって全国大会を開催されるということで、やっぱり結果が求められると思うんですけれども、勝ちきれなかったのは自分たちの課題です。やれた部分も多少ありましたが、一番自分が県外のチームとの差だなと思ったのは、決定力の差だったり、仕留めるところで仕留める力が自分たちにはまだ足りないと思ったので、日頃のシュート練習から意識していきたい。選手権がまだ残っているので、そこで全国に行くためではなくて、全国で勝てるようなチームを作るためにこれからやっていきたいです」

―個人としてはどのような大会だった?
「個人としては、中盤でボールにかかわりながら前向きの状態でのパスやドリブルといった攻撃の部分では通用したんですけれども、守備の部分で切り替えの速さとかはまだまだ課題だなと思いました。ああいう自分たちのペースで試合が動かせて、でも点が獲れなくて難しいというゲームの中でも、点を獲れるような選手にならないといけないなと思いました」

―平安山監督もチームとしてDF力を上げていくという話をされていた。
「インターハイが終わって少し緩みとか出てくるのかなと思ったんですけれども、きょうの練習でもしっかりみんな選手権に向けて切り替えて良い雰囲気で練習できていた。今後は強度も求めつつ、その強度の中で質の高いサッカーをやらないと全国では勝てないと思うので、この中でパスの質やシュートの質にこだわりながらやっていきたいです」

―選手権で出したい部分は?
「県予選から全国含めて1点しか点数を獲っていない。選手権では点を獲ることが一番サッカーではヒーローになれると思うので、点も獲りつつアシストしながらゴールに絡めるような仕事ができればなと思います」

―憧れの選手はいる?
「デ・ブライネ選手はアシストもできますし、点も獲れるというチームには欠かせない存在だと思うので、そういう意味では尊敬というか凄いなと思います」

―技術にこだわりを持っていく。
「ボールを失わない技術だったり、細かいところでもチームを助けられるような選手になりたいと思います」

―選手権はどのような大会に?
「内容が良くても、那覇西の試合を見ていない人たちが結果を見て『やっぱり負けたんだ』とか『弱いな』って思われるのは嫌。結果が悪かったら周りからの目は変わらないと思うので、目に見える結果で、次の選手権では結果・勝つことを第一に考えて、個人としてはゴールを獲れるように練習からこだわってやりたいと思います」

(取材・文 吉田太郎)

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