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恩師の前でJ1デビューも…横浜FM渡辺皓太「もっといいプレーを見せたかった」

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J1デビューとなったMF渡辺皓太

[8.17 J1第23節 横浜FM1-2C大阪 日産ス]

 初めてのJ1の舞台はほろ苦い結果に終わった。4歳から東京V一筋で育ち、今夏に完全移籍で横浜F・マリノスに加入したMF渡辺皓太が先発でJ1デビューを果たした。

 前節10日の鹿島戦(●1-2)でベンチ入り。14日の天皇杯3回戦・横浜FC戦(○2-1)にフル出場し、新天地デビューは済ませていたが、MF扇原貴宏の出場停止もあり、この日がJ1デビューとなった。

「相手も引いてきてスペースがない中で、うまく前で絡めなかった。もっと危険な位置で受けないといけないし、危険なパスを出していかないと崩せない」。不完全燃焼のまま後半39分に交代。チームも3連敗となり、悔しさを隠せなかった。

 対戦相手のC大阪を率いるのは昨季まで東京Vを指揮していたロティーナ監督。「コータ(渡辺皓太)は素晴らしいサッカー選手であり、素晴らしいプロフェッショナルでもある。マリノスにとって素晴らしい補強になっていると思う」と“親心”をのぞかせた恩師の前で「もっといいプレーを見せたかった」と、率直な胸の内も吐露した。

 6月のコパ・アメリカ(南米選手権)では日本代表にも初招集された20歳のボランチ。当時のチームメイトからMF久保建英、MF安部裕葵、FW前田大然、MF三好康児が次々と海外挑戦に踏み切る中、自身も「自分のサッカー人生の目標の中で将来を考え、夢へ進む一歩としてこの判断に至った」と新天地を求めた。

 アンジェ・ポステコグルー監督の戦術を完全に会得するには時間もかかるが、「オフシーズンに来たわけじゃない。夏に来て、パッと入ってできなきゃダメだし、こういう難しい状況のほうが自分も成長できる。このタイミングで来てよかったと思っている」と言い訳することなく、即戦力となる自覚をのぞかせた。

(取材・文 西山紘平)

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