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U-17代表で堂々のプレー続ける高校1年生の左SB中野伸哉「遠慮せずに自分の得意なプレーを」

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U-17日本代表の左SB中野伸哉(鳥栖U-18)が攻撃参加からクロス

[8.16 練習試合 U-17日本代表候補 2-2 流通経済大 Jヴィレッジ]

 トレーニングマッチ前日の15日午後のトレーニングはDF遠山悠希(京都U-18)、DF中野伸哉(鳥栖U-18)、MF川名連介(湘南工科大附高)の3人がメニューに不参加。遠山と川名は流通経済大戦も出場しなかったが、中野伸は左SBとして先発し、約60分間プレーした。

 中野伸は03年生まれの高校1年生。昨年のAFC U-16選手権に唯一の中学生として出場していたSBは今年も、02年生まれの高校2年生や早生まれの高校3年生の中で堂々のプレーを続けている。

「1個下なので、遠慮せずに自分の得意なプレーを出せるように頑張っています。しっかりと守備して、攻撃にどんどん絡んで行けるところがチームに貢献できるかなと思います」と中野伸。自分の良さをしっかり出すことでチームに貢献する意気込みだ。

 以前に比べると守備のレベルも上がっている印象だが、最大のウリはスピードと攻撃力だ。この日も鋭いオーバーラップでエンドライン近くまで切れ込んでクロスを上げるなど左サイドで怖さのある動きを見せていた。

 7月の国際ユースin新潟はコンディション不良のために辞退したが、現状は「(チームで)しっかりと練習してきました。徐々に調子を上げて来ているので良いかなと思います」。今後、チームのトレーニングやU-17代表のエクアドル遠征を経て、さらに状態を上げて世界に挑む。

「(U-17ワールドカップで対戦する)オランダなどは1対1とか凄く強いと思うので、そこで負けないようにプレーしたい。ワールドカップへ向けて良い準備をして迎えたいと思います」。アジア予選同様、世界でも遠慮することなく戦い、“年上の仲間たち”と勝利を喜ぶ。

(取材・文 吉田太郎)

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