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ベッカム氏オーナーの新クラブ、スタジアム予定地の深刻な土壌汚染が発覚

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デイビッド・ベッカム

 デイビッド・ベッカム氏が共同オーナーを務めるインテル・マイアミのスタジアム建設予定地が、深刻な土壌汚染に晒されていることが発覚したようだ。

 インテル・マイアミは、メジャーリーグ・サッカー(MLS)への2020年参入を予定している。ベッカム氏がオーナーの1人であることでも有名なこの新クラブは、資金調達、マイアミでのリース権の獲得など様々な課題を解決してきたが、またしても壁にぶち当たった。

 ホテル、オフィス、ショッピングセンターなどを複合した25000人収容のスタジアム建設を目指すインテル・マイアミ。しかし、10億ドル(1065億円)規模の商業施設の候補地を調査したところ、予想をはるかに上回る土壌汚染が観察されたという。

 許容限度の2倍であり、身体的危険を示す濃度のヒ素に、法的制限を超えたバリウムと鉛。マイアミで唯一の都市所有のゴルフ場であるこの場所は、以前は焼却灰の投棄場所として使用されており、芝生の下から汚染が検出されているようだ。

 これにより、インテル・マイアミは見積もっていた3500万ドル(約37億3000万円)ではなく、5000万ドル(約53億2000万円)以上の洗浄費をかけることになるとのこと。2022年までは仮設スタジアムでプレーする予定になっているが、その間に安心してサッカーを楽しむことができる“ホーム”の完成にこぎつけることができるのだろうか。

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