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「あまりにも好きだった」完璧な9番へ。盟友ジェラードから引退するトーレスへのメッセージ

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スティーブン・ジェラード氏がフェルナンド・トーレスにメッセージ

 23日のJ1リーグ第24節ヴィッセル神戸戦で、現役生活を終えるサガン鳥栖FWフェルナンド・トーレス。『DAZN』がラストマッチに向けて配信する特集「Count down to 8.23」のエピソード3「This Is Fernando」では、同選手の戦友たちが“神の子”を語っている。

 6月21日、トーレスは突如として引退を発表し、同月23日に都内で引退会見が実施された。

 キャリアを振り返る中で、これまでに印象に残っている同僚としてリバプール時代に共演したスティーブン・ジェラード(現レンジャーズ指揮官)の名前を挙げ、「彼とプレーした3年半は素晴らしい日々で、1分でもいいからあの時期に戻りたい」と胸の内を明かしていた。

 これについて、トーレスの引退に際して「This Is Fernando」に登場したジェラードは、以下のように返答している。

「それはお互いに思っていることで、彼こそ私のレベルを引き上げてくれた。フェルナンド・トーレスは私が一緒にプレーした選手の中でもベストの一人だ」

 また、同選手はトーレスとともにプレーをしている時には不思議な感覚を抱いていたようだ。

「一緒にプレーしている時は自分の得点より彼をアシストした時の方が興奮した。得点よりアシストが楽しかったなんて少し不思議で、でも彼のことがあまりにも好きで、彼にアシストしている時が最も幸せだった」

「彼が今後もサッカーに関わっていく姿をぜひ見たい。本当は彼が20代で、私のチームに来てくれれば最高なんだけど(笑)」

 フェルナンド・トーレスという選手を語るうえでの象徴的なワードとして、ジェラードは『スピード』、『パワー』、『クオリティ』の3つをチョイス。「私が良いパフォーマンスを出すには完璧な9番が不可欠だった」と回想するとおり、トータルでの能力の高さを説明している。

「『スピード』は、素早い動きでフリーになるのが上手かった。相手が前にいても先にボールに追いついてしまう。彼の後ろでプレーする私たちには心強い存在だった」

「『パワー』は、ユニフォームを着ている彼を見ればわかるが、本当に大きいんだ。足腰が強靭で“トーレスシェイプ”というか、まさに9番としてデザインされたような肉体で、相手にとって厄介な存在だった」

「そして『クオリティ』の高さも併せ持っていた。いくら『スピード』と『パワー』があっても決めきるクオリティがなければトッププレーヤーにはなれない」

 エピソード3「This Is Fernando」には、ジェラードの他にも神戸MFアンドレス・イニエスタ名古屋グランパスFWジョー川崎フロンターレFW小林悠が登場。それぞれが3つの言葉を挙げて、トーレスについて語っている。

 ストライカーとしてのトーレスが見られる最後の一戦は、8月23日の19時半、駅前不動産スタジアムでキックオフを迎える。

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