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アーセナル、積極補強の舞台裏…オーナー息子が告白

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積極補強のアーセナル

 アーセナルのオーナーであるスタン・クロンケ氏の息子で、クラブ幹部でもあるジョッシュ・クロンケ氏は、今夏の移籍市場でのクラブの動きに満足を示した。

 昨シーズン、アーセナルはプレミアリーグ5位、ヨーロッパリーグ準優勝と3シーズン連続でチャンピオンズリーグ出場権を逃す。今シーズンのトップ4入りを目指すために今夏の移籍市場で大型補強が必要とされてきたが、十分な補強費用が手元になく、積極的に選手を獲得することは不可能と報じられてきた。

 しかし、8日のイングランドの移籍市場最終日までに、クラブ史上最高額のFWニコラ・ペペをはじめ、DFダビド・ルイス、DFキーラン・ティアニー、MFダニ・セバジョス、MFガブリエウ・マルティネッリ、DFウィリアム・サリバ(ローンでサンテティエンヌに放出)と大型補強に成功する。

 予想以上の成果を残したアーセナルの今夏の移籍市場についてクロンケ氏はイギリス『BBC』で「7月の会談でもできる限り勝利したかったし、来たる5月や6月の試合で勝利したい」と悲願のタイトルを掲げるために積極的な補強に出たことを明かした。

「ネガティブなことを言われてきたが、クラブのためになることをこの夏を通してやって来たし、我々はとても良い夏を送れたと思う。今シーズンや今後数年のためにいくつかのエリアの問題を解決した。チャンピオンズリーグがないから確信は持ってなかったが、クラブの管理部門に積極的に動くよう要求した」

 今夏の積極的な補強敢行を決めた契機について「最後の45分で補強戦略を考え直さなければいけなかった」とチェルシーに敗れたEL決勝であると認めたクロンケ氏は、プレミアリーグ、ゆくゆくはCL制覇を目指したチーム作りを進めることを誓った。

「ファンが私と同様に今シーズンを楽しみにしていると願っている。我々は才能のある新戦力を加えたし、これからの8か月や10か月で大きく成長できる選手たちもいる。アーセナルのサポーターにとって楽しみな時間になるはずだ」

「プレミアリーグへの挑戦は常に我々の目標だ。世界最高のリーグ、プレミアリーグでタイトルを取れれば何だって勝ち取れるはずだ。FAカップ、欧州のタイトル、すべてを目指したい。しかし、簡単な過程でないこともわかっている。たくさんの働きを必要とされるが、このグループとともに目標を追いかけたい」

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