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デフサッカー日本代表FW林がリーグ開幕戦でドイツデビュー。ノーゴールでデビュー戦飾れず

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最前列右から2人目が林(提供:Tus Montabaur)

 難聴の人がプレーするデフサッカー日本代表の林滉大が念願のドイツデビューを果たした。ドイツ7部相当のTuSモンタバウアーに移籍後、現地時間の18日に行われたリーグ戦(ベツィリクスリーガ)の開幕戦・ヴァルメンロート戦に先発出場。負傷交代する後半20分まで出場。チームは0-2で敗れ、悔しいデビュー戦となった。

「自分がドリブルで持ち上がって打ったミドルシュートがポストバーに当たるなどチーム全体がチャンスを決めきれず、開幕戦を落としたという感じです」

 前半25分、味方選手が一発レッドで退場。チームは残りの65分間を1人少ない状況で戦い、終始苦しい展開となった。林が続ける。

「自分はどんどん仕掛けていくタイプなので、後半になると僕に対するラフプレーが増えてくると分かったので、今後はそれをどう切り抜けていくかが課題かなと思っています」

林はもともとスペースに走りこんで抜き去るプレーを得意としていたが、移籍前にドイツで練習参加をしていたときに、ドイツでは縦に強い選手、突破する選手が好まれることを痛感。積極的にドリブルにもトライしている。当然、相手とのコンタクトが増えるが、それでも負けないフィジカルを手に入れて、日本代表に還元したい、と考えている。

「10ゴール10アシスト以上の結果を残したい」

 出発前、こう明かしていた林は、まずは初ゴールをどん欲に目指す。 

(取材・文 林健太郎)

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