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横浜FC、天皇杯3回戦で発生したゴール裏トラブルについて詳細を報告

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 横浜FCは23日、14日の天皇杯3回戦・横浜F・マリノス戦の試合前にゴール裏で起きたトラブルについて報告した。この件の事実整理について、当該関係者と直接面会した上で、経緯を確認したという。

 クラブ公式サイトでは発生したトラブルについて、14日の試合開始前に横浜FC側自由席(ゴール裏付近)で座席を確保したグループ(甲)が、一部のサポーター2名(丙1、丙2)の迷惑行為により座席を移動せざるを得ない状況になったこととしている。

 当日8時半から順番待ちをしてシート張りを行ったグループ(甲)は、ゴール裏の前方から数えて4列目付近に大きい旗で座席の確保がされていたものの、1〜3列目は無人であったためそこに着席。しかしその場所はゴール裏の応援の中心部になるとのことで、サポーター(乙1)から「(一緒に)立って応援をしてもらいたい」旨を伝えられていた。このグループ(甲)はそれに応じるために、とっていた食事を急いで済ませる動きをみせた。また小さな子どもも連れていたため、別席の移動も検討したが、15名いたグループ(甲)のスペースは見つからなかった。

 この間に別のサポーター(乙2)からは「大きな旗が振られるエリアで、サポーターが密集する地帯なので移動した方が良いのではないか」との声かけもあったという。

 すると、サポーター2名(丙1、丙2)がやってきて、強い口調でそのグループに対して怒鳴りつける状態に。その態度を見かねたサポーター(乙3)が止めに入った際に小競り合いが発生。結果、これ以上のトラブルを回避するため、グループ(甲)は席移動することになった。

 クラブは今回の原因について、リーグ戦と異なりバックスタンドの観戦スペースがほとんど無く、ゴール裏に行かざるを得なかった状況、横浜FC側の観戦エリアの詳細の案内がクラブでできなかったことを挙げる。そのため、リーグ戦時にゴール裏で激しく応援しているエリアに、普段バックスタンドで観戦しているグループ(甲)が行くことになったとしている。

 また、クラブは対応策として、①次年度、天皇杯に関するチケット・観戦スペースの見直しを主管サッカー協会と協議すること、②クラブから当該サポーター(丙1、丙2)に厳重注意を行い、今後同様の行為を行わないよう誓約書に署名をさせること、同様の行為が行われないよう警備を配置するなど注意すること、③ゴール裏エリアがゆったりとした観戦目的には不向きであることを場内ポップやスタジアムビジョンで告知するとともにアナウンスを行うこと、を挙げている。

 クラブは最後に、「一部サポーターの迷惑行為によって、少しずつ一体感のあるスタジアムを創り上げようと努力している過程が崩れる可能性のある非常に重大な事象と考え、大変遺憾に感じております」とコメント。「(迷惑行為を行ったサポーターには)次回同様の行為があった場合には相応の処分を下すとともに、クラブとしても運営面での改善、事前に予測できたリスク対策を講じることができなかった点を大いに反省し、後半戦の戦いに活かしてまいります」と伝えている。

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