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久保建英が参考にすべき“成功例”…スペイン紙、マジョルカで活躍したレアル出身2人を紹介

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マジョルカに期限付き移籍した久保建英

 マジョルカへの期限付き移籍が決まった日本代表FW久保建英(18)に対して、スペイン『アス』は“2人の成功例”のようにマジョルカを経て世界的プレイヤーへと飛躍できるか注目している。

 今夏、レアル・マドリーに加入した久保は、カスティージャ(Bチーム)でプレーすると発表されたが、プレシーズンはトップチームに帯同。短い出場時間の中で印象的なプレーを披露していた。“銀河系軍団”でのリーガ・エスパニョーラデビューも期待されたが、今季はレンタルで経験を積むことになった。

 同紙は『久保はエトーとボルハ・バレロを手本にする』と題した記事を掲載。レアルからマジョルカに渡り、結果を残した名手を紹介している。

 1人目に挙げたのはカメルーン代表の英雄、FWサミュエル・エトー(38)だ。1996年にレアル下部組織に加入したエトーは、レガネスとエスパニョールを経て、2000年1月にマジョルカに期限付き移籍。半年間で13試合6ゴールを挙げると、翌シーズンから完全移籍となり、2002-03シーズンにはコパ・デル・レイ(スペイン国王杯)制覇に大きく貢献した。

 エトーはマジョルカ在籍4シーズン半で公式戦154試合で66ゴール7アシストを記録。同クラブの歴代トップスコアラーとして、その名を刻んだ。2004年夏にはバルセロナに移籍し、2度のチャンピオンズリーグ制覇を経験するなど、世界的なストライカーとしての地位を確立。その後はインテルやチェルシーといったビッグクラブでもプレーした。

 もう1人の“成功例”は元スペイン代表のMFボルハ・バレロ(34)。レアルの下部組織出身で2006年10月にトップチームデビューを果たしたものの、主戦場はカスティージャだった。そのため、出場機会を求めて2007年8月にマジョルカに完全移籍。翌シーズンにWBAに移籍し、2009年夏にレンタルでマジョルカに戻ってきた。

 バレロは在籍2シーズンで公式戦78試合に出場して9ゴール15アシストを記録。その後、ビジャレアルやフィオレンティーナを経て、2017年7月からインテルでプレー。熟練されたテクニックを武器にいぶし銀の活躍を見せている。

 エトーとバレロはともに古巣レアルで活躍することはなかったが、マジョルカでの経験がステップアップの第一歩となった。同紙は「レアル・マドリーは久保に期待しており、その成長に(マジョルカの)ビセンテ・モレノ監督と彼のコーチングスタッフに任せた。日本人選手が2人のようにマジョルカで成長を遂げれば、マドリーは幸運になるだろう。今週末、彼らのような道を歩むことができるか見てみよう」と注目している。

 マジョルカは25日にホームでソシエダと対戦。久保の公式戦デビューとなる可能性が高まっているが、この両雄のようにマジョルカで出番を得て、飛躍へのきっかけを掴み取りたいところだ。

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