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ボローニャDF冨安健洋がセリエAデビュー! 可変対応DFとして攻撃参加も…開幕戦は痛み分け

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DF冨安健洋がセリエAデビュー

[8.25 セリエA第1節 ベローナ1-1ボローニャ]

 セリエAは25日に第1節を行い、日本代表DF冨安健洋が所属するボローニャベローナと対戦し、1ー1で引き分け。冨安は先発でセリエAデビュー。状況によって4バックの右SB、3バックの右CBと対応しながら、90分間をプレーした。ボローニャは30日に第2節でSPALと対戦する。

 今夏にボローニャに加入した20歳の日本代表DFは親善試合から先発メンバー入りをすると、10日のビジャレアルとの親善試合では初ゴールも記録。そして18日のコッパ・イタリア3回戦・ピサ戦(○3-0)では公式戦デビューを果たした。

 セリエA開幕を迎えた冨安は引き続き先発の座を確保。チームは4-2-3-1の布陣を敷き、冨安は右SBで起用される。しかし最終ラインは状況によって3バックに変化し、攻撃時には右CBの位置から組み立てに参加。さらに右ボランチのMFキングスリー・マイケルと位置を頻繁に入れ替えながら、インサイドから前線へと積極的に進む場面も見られた。

 開始5分、冨安は相手の攻撃を正確に察知してインターセプト。するとボローニャは同12分、FWリッカルド・オルソリーニが最終ラインを抜け出したところ、MFパベル・ダビドヴィッチにPA内に倒される。相手MFにはレッドカードが出され、ボローニャはPKを獲得。FWニコラ・サンソーネがPKをゴール左に決めて先制し、またボローニャは数的優位に立つこととなった。

 冨安はイタリア・トップリーグの戦いでも圧巻の安定感を見せる。前半34分には相手のスルーパスからFWダルコ・ラゾビッチに裏を抜かれそうになるが、瞬時に反応して対処。PA内でラゾビッチとボールの間に体を入れ、冷静にクリアした。しかしボローニャは同36分、自陣PA手前でFKを与えると、MFミゲル・ベローゾにFKを直接決められ、1-1と同点に追いつかれた。

 冨安は攻撃時では右サイド際からひとつ内側のインサイドの位置でボールを持ち、組み立ての起点に。K・マイケルやオルソリーニが下がると、入れ替わって敵陣に迫った。後半38分にはFWフェデリコ・サンタンデールの落としから左足シュート。相手のブロックに阻まれるが、攻撃でも存在感を示した

 試合はそのまま1-1で終了した。ボローニャは数的優位を生かすことができず、開幕戦は痛み分けのドロー。冨安はフル出場したが、デビュー戦を白星で飾れなかった。

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