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「小野伸二は彼より3ランク上」元浦和監督が堂安律のPSV移籍に言及

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PSVに移籍する堂安律

 過去にPSVだけでなく、アヤックス浦和レッズなどを指揮したア・デモス氏が、日本代表MF堂安律(21)のPSV移籍に疑問を呈した。オランダ『AD』が伝えている。

 2017年6月にガンバ大阪からフローニンゲンに加入した堂安は、在籍2シーズンで公式戦69試合17ゴールを記録。今月27日に移籍金750万ユーロ(約8億8100万円)でオランダの名門PSVに移籍することが発表された。

 この移籍にア・デモス氏が言及。彼はこれまで母国オランダだけでなく、ベルギーやスペイン、サウジアラビアなどで多くのクラブを指揮し、1999年には浦和の監督も務めた。

「PSVはすべてユース育ちの選手にしようとしていた。彼らは“購入クラブ”というイメージを払拭したかったはずだ。しかし、彼らは先週、コンスタンティノス・ミトログルを獲得すると、今度は堂安だ。2人はユース育ちの(コーディ・)ガクポと(モハメド・)イハッタレンにとって邪魔な存在になる」

 若手の成長を心配するア・デモス氏は「ヨーロッパリーグに出場するため、たくさんの選手が必要なのはわかる。もちろん、競争は決して悪いことではない」と理解を示す一方で、「だけど、PSVには多くのプレイヤーがいる。マルク・ファン・ボメル監督にとって大変な仕事になるだろう」と予想している。

 また、堂安については「商業的に興味深い。彼のおかげで多くの日本人がPSVのスタジアムを訪れ、試合も日本で放送される」と獲得のメリットを語った。

 しかし、プレー面では疑問が残るとア・デモス氏。「一番大事なのはサッカーだ。堂安は良い選手だと思う。しかし、私は浦和レッズを率いていた時、小野伸二がいた。彼は堂安より3段階も上だった」と、過去にフェイエノールトでプレーした“ファンタジスタ”を引き合いに出し、疑問を呈した。

 それでもア・デモス氏は「PSVでは堂安より優れた選手が多くいる。その分、彼はまだ『爆発する』ことができるね」とコメント。新天地での活躍に期待を寄せた。

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