beacon

東京五輪まで続くサバイバルレース…森保監督「メンバーはあまり決め付けない」

このエントリーをはてなブックマークに追加

森保一監督

 東京五輪まで残り1年を切った。森保一監督は今後もU-22日本代表のチーム作りにおいて、幅広い視野で多くの選手を見ていこうとしている。

 9月2日から北中米遠征を行うU-22代表に初招集されたのはMF安部裕葵(バルセロナ)とDF瀬古歩夢(C大阪)の2選手。その他の20選手は招集歴があり、17年12月の森保ジャパン初陣となったM-150杯招集メンバーが8選手いるなど、これまでの活動で招集を受けた選手は今後もU-22代表のベースとなっていくだろう。

 当然、森保監督からの信頼も厚いはずだが、「アンダー世代では毎回招集の条件がある中で、コア(メンバー)だけでやっていけるかどうか分からない部分がある」と招集に拘束力がなく、クラブにも派遣義務がない時期に活動する可能性を考えると、「この年代の選手の序列は、成長の段階で入れ替わりがあると思っている」と選手を入れ替えながら残り1年間の活動を行っていく可能性を示唆した。

「東京五輪に向けて最後まで選手たちには自分たちを高めてもらい、その中で一番の選手を選ぶということで、よりたくさんの選手を見ていければいい。自然とコアな選手は残ると思うし、あまり決めつけずにチーム作りをしていければと思う」

 9月6日にはU-22メキシコ、9日にはU-22アメリカと対戦する。「素晴らしい強化試合の中で選手たちには良い経験をしてもらい、レベルアップしてもらえればと思う」と語った指揮官は、「東京五輪に向け、そしてA代表により多くの選手が世代を超えて入ってこれるようにアピールしてほしいし、力をつけてほしい」と若武者たちの成長に期待を寄せた。

(取材・文 折戸岳彦)

TOP