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冨安健洋は攻撃的すぎるのか?記者の質問に対するボローニャ監督代理の答えは?

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今夏ボローニャに加入したDF冨安健洋

 ボローニャの戦術担当技術スタッフを務めるエミリオ・デ・レオ氏が29日、監督の代理で記者会見に出席し、日本代表DF冨安健洋に関する記者の質問に答えた。

 今夏、シントトロイデンからボローニャへとステップアップを果たした冨安。プレシーズンのビジャレアル戦で得点をマークするなどして指揮官らの信頼を勝ち取ると、右サイドバックとしてコッパ・イタリアで公式戦デビューを飾り、セリエA開幕戦ではフル出場し、地元紙などからチーム内でトップの評価を得た。一方で、逆サイドを担うDFミッチェル・ダイクスのコンディションを心配する声が上がっている。

 29日の会見の席において、「昨シーズンのようなフィジカルに優れた素晴らしいダイクスが見られない」との意見が記者から上がった。「コンディション調整が遅れているのか。それとも(昨年、右SBのレギュラーだったイブラヒマ)エムバイェとは違い、トミヤスが前線で重要な仕事をしているから、ダイクスは見られないということなのか」と指摘。冨安の積極的な攻撃参加により、オランダ人DFのパフォーマンスが低調となっているのではないかと主張した。

 白血病で闘病中の指揮官シニシャ・ミハイロヴィッチの代理として、アシスタントコーチのミロスラフ・タニガ氏とともに会見に出席したデ・レオ氏がこの質問に答えている。

「ダイクスは個人的に守備面でのパフォーマンスを改善しようと取り組んでいる。だから以前よりも攻撃に上がる回数が減ったのではないか。これは彼の成長の一環であると言える。まだ自身のリズムを取り戻せていない部分もおそらくあるだろうが、フィジカル面および戦術面において問題視することはない。ただチームとしてのバランスは保っていきたい」

 さらに記者は質問を続ける。「あなたたちが冨安に対し、常に攻撃に上がるように指示を出しているのか、それとも選手同士でどちらが上がるかをまだ決めていないのか」と尋ねた。するとデ・レオ氏は、選手の特徴を尊重し、若手選手の成長を優先させていることを明かした。

「チームにバランスは必要だが、我々が要求していることは以前と変わっていない。ただ選手の特徴について徐々に知り始めている部分もある。例えばトミヤスはそういったタイプの仕事をする傾向があるが、我々としては選手の特徴にブレーキをかけるつもりはない。我々は考えるのはバランスであって、バランスを保証するために、SBではなく、MFに対して(守備に)とどまるように指示することはある。我々が成長のプロセスを遅らせることをしない」

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