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“遠藤対決”は渓太に軍配! 横浜FMが貫禄の連勝、G大阪はパト&ヤット投入で蘇るも…

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突き放す3点目を沈めた横浜F・マリノスのFW遠藤渓太

[8.31 J1第25節 横浜FM3-1G大阪 ニッパツ]

 J1リーグは31日、第25節を各地で行い、横浜F・マリノスガンバ大阪を3-1で破った。DFティーラトンの来日初ゴールを皮切りに2点を先制しつつ、後半途中からは守勢を強いられたものの、最後は途中出場FW遠藤渓太のゴールで突き放して2連勝を飾った。

 ホームの横浜FMは前節の名古屋戦(○5-1)から先発1人を入れ替え、U-22日本代表に選出された遠藤に代わってFWマテウスが入った。G大阪も前節の鹿島戦(△2-2)から1人変更し、FWパトリックに代わってMF矢島慎也が入った。[スタメン&布陣はコチラ]

 序盤から一方的にボールを握ったのはホームの横浜FM。5-3-2でブロックを敷いてくる相手に対し、サイドを巧みに使いながら押し込んでいく。対するG大阪はカウンターから好機をつくろうと目論むも、奪われたところから逆にピンチを迎える形となり、前半22分、マテウスのクロスをGK東口順昭がかろうじて止めた。

 G大阪は前半31分、右サイドのカウンターからMF小野瀬康介が斜めのパスをFW宇佐美貴史に通すと、倒れ込みながら反対サイドに展開。フリーのMF福田湧矢が強烈な右足シュートを放ったが、ボールは惜しくも左ゴールポストに直撃し、この試合で最初にして最大のチャンスを活かせなかった。

 すると横浜FMが前半39分、ようやくスコアを動かした。右サイドに開いたDF広瀬陸斗が相手を振り切りながら中央に当てると、MF扇原貴宏が左足を使った巧みなターンからマイナス方向へのパスを供給。そこに走り込んだDFティーラトンが左足縦回転のミドルシュートを豪快にたたき込んだ。

 横浜FMは後半2分、マテウスのアクシデントで投入された遠藤がカットインから強烈なシュートを狙ったが、ボールは大きく枠外。G大阪は6分、FWアデミウソンが左サイドに起点を作ったカウンターから右サイドに展開し、福田のスルーパスに宇佐美が反応するも、シュートはDFチアゴ・マルチンスにブロックされた。

 すると後半8分、横浜FMが追加点を奪う。敵陣ハーフスペースで前を向いたFWエリキがロングスルーパスを送り、抜け出したFW仲川輝人のシュートは飛び出した東口に阻まれたが、再び拾った仲川が中央にパス。エリア外で受けたMFマルコス・ジュニオールが無人のゴールにコントロールショットを流し込んだ。

 2点ビハインドとなったG大阪は後半13分、矢島と倉田の2列目コンビを一気に下げ、MF遠藤保仁とFWパトリックを投入。システムを4-4-2に変更し、2トップにパトリックと宇佐美が並んだ。すると一気に息を吹き返し、16分、遠藤の浮き球パスに抜け出した小野瀬がボレーシュートを狙ったが、惜しくもオフサイドに終わった。

 その後はカウンターの応酬が続き、パトリックとエリキが互いに強引な突破を繰り出す。すると後半22分、遠藤とのパス交換から抜け出した小野瀬が対面のディフェンダーを振り切ると、ペナルティエリア左から叩き込み、G大阪が1点を返した。G大阪はその後もパトリックと遠藤を中心に攻撃を展開し、何度も惜しいチャンスをつくった。

 G大阪は後半31分、遠藤のクロスにパトリックが反応し、ヘディングシュートを流し込んだものの、オフサイドがあったとしてゴールは認められず。すると横浜FMは33分、中川のシュートがポストに阻まれた攻撃から遠藤が右足シュートを叩き込み、2点差に突き放した。そのまま試合は終了。首位を勝ち点7差で追う横浜FMが2連勝を飾った。

(取材・文 竹内達也)
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