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国内組唯一のDF畠中、麻也との初合宿に期待「盗めるものは盗んで」

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国内組のDFで唯一日本代表に選ばれたDF畠中槙之輔

[8.31 J1第25節 横浜FM3-1G大阪 ニッパツ]

 国内組のディフェンダーとして唯一、W杯アジア2次予選に臨む日本代表に選出された横浜F・マリノスDF畠中槙之輔は、代表合流前ラストマッチを白星で飾った。後半途中には危ない場面もあったが、「行ったり来たりでオープンな展開になったけど、みんなでしっかり守れて、勝ちに繋げられて良かった」と前向きに振り返った。

 もっとも、先を見据えるにあたっては課題も口にする。相手がシステムを変更し、勢いを増した時間帯では「ギリギリのところでラインを突破されて、危ないシーンがあった。ラインを下げる対応もしないといけない」と臨機応変な対応の必要性を指摘。「自分も甘いシーンが結構あったし、考え直してやらないといけない」と自らにも矢印を向けた。

 そうした向上心は9月2日からスタートする日本代表合宿の取り組みに繋げていく構えだ。今回のメンバーは19人が海外組。かねてより海外挑戦への願望を口にしてきた畠中にとって、単にW杯につながる大会に参戦できるというだけでなく、異なる環境でプレーする選手たちと寝食を共にする貴重な機会となる。

 中でも気になるのは主将のDF吉田麻也(サウサンプトン)の存在だ。畠中は3月と6月のキリンチャレンジ杯で代表生活を経験したが、いずれの活動も吉田は不参加。「麻也さんとは初めてやるので、盗めるものは盗んで、マリノスに還元して、チームのランクを一つ上げられるようにしたい」と意気込む。

「かなりの人見知り」と自認する畠中だが、海外選手に対する守備の仕方であったり、欧州トップリーグで戦い続けるための秘訣であったり、聞きたいことは山ほどあるという。また「YouTubeで『いいなあ』と思いながらプレー集を見ている」という年下のDF冨安健洋(ボローニャ)からも臆せず学んでいく構えだ。

 日本代表は9月5日にキリンチャレンジ杯・パラグアイ戦を行い、同10日にはアジア2次予選・ミャンマー戦(ヤンゴン)で敵地に乗り込む。連続選出にも「僕はまだ3回目なので」と謙虚さを見せた畠中は「W杯は3年後なのでどうなるか分からないけど、目の前の1試合1試合を大事に戦えればいい」と真摯に戦うつもりだ。

(取材・文 竹内達也)
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