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オウンゴールのチェルシーDFがSNS上で人種差別被害に…ランパード「今のままでは…」と対策を求める

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DFクルト・ズマが人種差別被害

 チェルシーのDFクルト・ズマがソーシャルメディアで人種差別被害に遭ったことを受け、フランク・ランパード監督は憤りをあらわにしている。

 31日に行われたプレミアリーグ第4節でチェルシーはホームで昇格組のシェフィールド・ユナイテッドと対戦した。前半のうちにタム・エイブラハムのゴールで2点のリードを奪うも、後半開始直後に失点。そして2-1で終盤に突入すると、ズマのオウンゴールで同点に。このまま試合は2-2のドローで終わっている。

 試合終了間際のオウンゴールで勝利を逃し、一部のチェルシーサポーターの怒りの矛先はズマへ。SNS上にはフランス代表DFに向けた人種差別が散見する。

 イングランドのフットボール界では先日からひっきりなしにSNSによる人種差別が行われており、先日にはUEFAスーパーカップでPKを外したズマのチームメイト、エイブラハムも被害に遭った。その他にも、同じくPKを外したマンチェスター・ユナイテッドのポール・ポグバやマーカス・ラッシュフォードも標的にされた。

 これを受け、ランパード監督は試合後の会見で「彼ら(加害者)に責任を負わせる必要があり、そのためにアカウントを追跡できるようにしなければならない。現状のままでは誰もが責任を負わず何でもかんでも言える」と広がるSNS上での人種差別被害に対しての対策を求め、今後クラブがユナイテッドらと同様にSNSを運営する会社と会談することを認めた。

 また、リーグ戦4試合で9失点と脆さを露呈する守備陣について問われた同指揮官は「ディフェンスだけの責任ではない。チームとして失点しているんだ。集中力の欠如やミスが原因だが、守るときも攻めるときもチームとしてやっていかなくてはならない。試合中にスイッチが切れてしまったから失点した。もっと気持ちよく試合を終わらせる必要があった」とチーム全体の責任であることを強調している。

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