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湘南MF梅崎司、“旧友”相手に土壇場PK同点弾!! 浦和は興梠が大記録も6戦勝ちなし

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大記録を達成した浦和レッズFW興梠慎三

[9.1 J1第25節 湘南1-1浦和 BMWス]

 J1リーグは1日、第25節を各地で行い、浦和レッズ湘南ベルマーレと1-1で引き分けた。エースFW興梠慎三が開始早々にJ1リーグ史上初の8年連続二桁ゴールを達成したが、後半終了間際に古巣対戦のMF梅崎司にPKを決められて同点。浦和はこれで6試合勝ちなしとなった。

 ホームの湘南は前節の仙台戦(△1-1)から先発1人を入れ替え、MF鈴木冬一に代わってDF大野和成を起用。対する浦和は前節の松本戦(●1-2)から大幅6人を変更し、DF岩波拓也、DFマウリシオ、MFエヴェルトン、MF青木拓矢、FW武藤雄樹、FW長澤和輝が新たに入った。[スタメン&布陣はコチラ]

 試合は早々に動いた。前半3分、浦和はFW興梠慎三のポストプレーから右サイドを崩すと、ボールを受けたMF橋岡大樹は広大な左サイドのスペースへサイドチェンジ。これを拾った武藤がグラウンダーのクロスを送り、最後は興梠がワンタッチでネットを揺らした。興梠は今季10得点目。Jリーグ史上初の8年連続2桁得点を達成した。

 勢いよく試合に入ってきた浦和に対し、防戦一方だった湘南も徐々に勢いを取り戻す。前半13分、MF松田天馬のクロスに反応したFW野田隆之介のヘッドは枠を外れるも、14分には松田の斜めのパスを受けたMF齊藤未月が右足シュートを狙い、GK西川周作の鋭い横っ飛びに阻まれたが、次々に決定機を迎えた。

 湘南は前半40分、右サイドを持ち上がった齊藤のロングフィードがファーサイドに飛び、野田が左足ボレーシュートで狙ったが、ボールは惜しくも枠外。浦和は45分、敵陣右サイドからのFKをDF山中亮輔がゴール前に送り、DF槙野智章が頭で合わせてネットを揺らしたが、オフサイドの判定で取り消された。

 浦和は後半開始と同時に山中に代わってMF関根貴大を投入。2分、西川のフィードに抜け出した武藤が左足で狙ったが、GK秋元陽太の正面を突いた。13分にはカウンターから武藤が左サイドを抜け出し、横パスに反応した興梠のシュートは秋元がビッグセーブ。こぼれ球を武藤が拾うも、シュートは大きく枠を外れて今季初ゴールが遠かった。

 湘南は後半17分、連係ミスを突いた野田が突破を見せたが、右足シュートは枠を外れた。劣勢気味の浦和は27分、武藤を下げてMF柴戸海を投入。そのまま試合は終わるかと思われたが、43分に途中出場MF梅崎司の突破をエヴェルトンがファウルで止め、湘南がPKを獲得。GK西川との大分U-18時代からの同期対決を梅崎が制し、土壇場で追いついた湘南が勝ち点1をもぎ取った。

(取材・文 竹内達也)
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