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「一度もドリブル突破許さず」ボローニャで大活躍の冨安健洋、地元紙が驚異のデータも紹介

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ボローニャで活躍するDF冨安健洋

 ボローニャに所属する日本代表DF冨安健洋について、地元紙『コリエレ・ディ・ボローニャ』が1日、特集を組んで選手を称えた。

 冨安は今夏、シントトロイデンからボローニャへとステップアップ。2018年冬にDF長友佑都がインテルを退団して以降、日本人不在となっていたセリエAにおいて、開幕戦のベローナ戦(1-1)でデビューを飾った。30日のスパル戦(1-0でボローニャが勝利)でもフル出場で印象的な活躍を見せ、『ガゼッタ・デロ・スポルト』などから2試合連続でチーム内最高評価を得た。

 地元紙は1日、冨安について特集を組み、「ボローニャの新星」として注目。「ベローナ戦では兆しに過ぎなかったが、スパルとのダービーで明らかになった。“トミさん”の魔法の世界へようこそ」などと紹介した。「タケヒロ・トミヤスはわずかな出場数で、誰をも虜にした。夏にはカステルロットのアルプスの牧場で、あの歌声と面白おかしいダンスを披露。ロッカールームの人気者となった。ピッチではさらに好評だ」と続けた。

 またセンターバックが本職の冨安について、「福岡出身の青年は、本来のポジションではないにも関わらず、右サイドバックのポジションを命じられ、守備担当のガブリエル・ライモンディの指示に従った」と説明。「練習を追うごとに、レギュラーとしての地位を確立し、セリエAでの最初の2試合でボローニャのMVPとなった」と続け、日本代表DFが新天地で最高のスタートを切ったことを振り返った。

■攻守両面で貢献する冨安の驚異の数字

 さらに、「ボローニャは、弱冠20歳ながらも非常にひた向きで、素晴らしいフィジカルやテクニックを持つ青年を発見した」と言及。「紙上」ではサイドバックだが、場合によって2人のセンターバックとともに3バックを組むシニシャ・ミハイロビッチのシステムに触れ、「単なる“サイドバックに適応したセンターバック”以上の力を証明している」と称えた。

 続いて、「トミヤスは右サイドで攻撃にも上がる」と綴り、ベローナ戦での攻撃への貢献度にも注目。「日本人選手の相手陣内のパスは、セリエA第1節全体で最多となる64本を記録」したことを紹介した。スパル戦においても、「ドリブル成功は7回中5回。78%のパス成功率に加え、CKから惜しいヘディングシュートもあった」とし、ボローニャの攻撃において、「並外れた数字」を残していると強調した。さらに「最も注目すべき点は、セリエAでの2試合において1度もドリブル突破を許していないことだ」と綴り、守備力も高く評価した。

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