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初先発でアシストの北川航也、同僚は言葉の壁を問題視せず「フットボールを理解している」

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決勝点をアシストしたFW北川航也

 ラピド・ウィーンは、現地時間1日に行われたオーストリア・ブンデスリーガ第6節でオーストリア・ウィーンに3-1で勝利。このウィーン・ダービーでFW北川航也は決勝点をアシストし、上々の初スタメンとなった。

 前節のLASK戦で途中出場を果たし、新天地で初めての公式戦でピッチに立った北川。後半6分、右からのクロスを相手PA内で受けると、中央の位置に駆け上がるMFタクシアルキス・フォウンタスへと折り返し、そのシュートがネットに吸い込まれる。決勝弾アシストという結果を残し、同35分にベンチに退いている。

 そんな北川への新たなチームメイトたちの評価も高いようだ。試合後、『Laola1』に対してMFシュテファン・シュワーブは「ご覧の通りとても優れた選手だ。日本代表だし、そのクオリティを覗かせた。言葉がまだ通じないのは残念だが、すべてを吸収しようと頑張っている」と言及。さらに「まったく心配ない。言葉の壁さえ乗り越えればたくさんの楽しみを与えてくれるだろう」とも期待をふくらませた。

 オーストリア・ウィーン戦で先制点を挙げたMFトーマス・ムルクは日本人の新加入選手を「とてもクレバーなプレーヤー」と称賛。「常に必ずしも言葉を理解しなくても大丈夫。フットボールを理解していることが分かるし、彼の周りの選手が何を考えているのかを瞬時に感じ取れる」とコミュニケーションの問題はないと強調。「とても良いスタメンデビューだったと思うよ」とも語っている。

 ラピドはインターナショナルブレイク後の15日にアドミラ・バッカー・メードリングとのアウェーマッチに臨む。すでに実力は周りに認められつつある北川は今後、チームメイトたちとの理解を深めて、このままレギュラーとして定着するのだろうか。

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