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ボローニャで止まぬ冨安健洋への期待…OBや伊紙記者から賛辞「これほどの選手はいたか」

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伊記者はスピーディかつ堅守のDF冨安健洋を“動けるタンス”と表現

 ボローニャに所属する日本代表DF冨安健洋への賛辞が止まらない。地元ラジオ『ラディオ1909』のサッカー番組内でOBのジュゼッペ・アナクレーリオ氏らが2日、見解を示している。

 冨安は今夏、ベルギーのシント・トロイデンからボローニャへとステップアップ。プレシーズンのビジャレアル戦(●3-4)で加入後、初ゴールを決めるなどしてレギュラーの座をつかむと、セリエA開幕戦のベローナ戦(△1-1)でデビューを飾った。第2節に行われたスパルとのエミリアダービーでもフル出場して攻守両面で活躍し、『ガゼッタ・デロ・スポルト』など各紙からチーム内最高点の評価を得た冨安。地元ボローニャでは20歳の日本代表DFへの賛辞が止まない。

 ラジオ番組の司会者が冨安について、「彼は強い。とにかく強いと思う」と紹介。すると1991年に17歳でセリエAデビューを飾った経歴を持つOBのアナクレーリオ氏が見解を示した。

「トミヤスには本当に期待してしまう。申し分のない選手に見えるし、ボローニャは800万~900万ユーロ(約9.3~10億円)と良い値段(800万ユーロ)で彼を獲得できたと感じる。選手のインパクトは最高だった。彼は今のままの特徴をキープし、軽やかにプレーして欲しい。彼の特徴を失って欲しくない。彼は明らかに強い選手なので、(監督代理のエミリオ)デ・レオが話していたように、クオリティが100%開花するよう促し、能力を制限するようなことはすべきではない」

 番組司会者は、冨安の加入により、「ボローニャが抱えてきた問題が解決したのではないか」と大きな期待を寄せる中、『レプブリカ』で記者を務めるエミリオ・マレーゼ氏が持論を展開。「これほど強いサイドバックの選手がいたことも、サイドバックがこれほど強かったことも過去にないかもしれない」と語り、ボローニャ史上最強レベルだと主張し、日本代表DFを絶賛した。

「トミヤスは私が考えていた以上に良い選手のようだ。190センチ近くある体格なので動きにエレガントさはないが、それでも疑う余地のないアジリティの能力をサイドで示した。それに日本人らしく真面目でひた向きで無私無欲の精神。さらに(イブラヒマ)エムバイェと比較しても攻撃においてより大きな貢献が期待できると思う。見た目ほど堅くないようだし、まさに“動けるタンス”と言ったところか。ドリブルで勝負を挑むことも恐れないし、このまま続けて欲しい」

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