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中村敬斗への慎重な姿勢を崩さないトゥエンテ監督「彼へのインプットを最小限に抑えている」

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中村敬斗への慎重な姿勢を崩さない

 初の海外挑戦で好スタートを切ったFW中村敬斗だが、現地では最初の勢いを失いつつあると見られ始めているようだ。そんななか、トゥエンテ率いるゴンサロ・ガルシア監督は同選手の扱い方について言及している。

 今夏に2年間の期限付きでガンバ大阪からオランダのトゥエンテに渡った現在19歳の中村。加入直後の試合、先月3日に行われたエールディビジ開幕節PSV戦(1-1)で先発出場すると、その8分にいきなりミドルシュートを決めて衝撃的なデビューを送った。続く同10日の第2節フローニンゲン戦では直接FKで見事にネットを揺らし、新シーズン初勝利(3-1)に大きく貢献している。

 今月1日の第5節ユトレヒト戦(3-1)ではPKを誘発するなど決定的な仕事をするも、開幕2戦での活躍による印象が強かったこともあり、最初の勢いを失いつつあるとも見られているようだ。だが、ガルシア監督は現地メディア『Tubantia』で、今夏にオランダを去りビッグクラブに移籍した選手たちを引き合いに出してこのように話している。

「(フレンキー)デ・ヨングや(マタイス)デ・リフトのような世界級のタレントでも見られる。国外に向かうとなれば、常に大事なのは馴染むこと。ケイトはまだ19歳で、日本という国からまったく別の世界にやって来たんだ」

 ウルグアイ生まれで14歳のころにルーツを持つスペインに渡り、現役生活をスペインやオランダで過ごしたガルシア監督だが、中村を慎重に見守っていく考えを強調した。

「今のところ私は彼へのインプットを最小限に抑えている。そうしないと荷が重すぎ、自分らしさを失ってしまうからだ。大丈夫さ。ただ、時間を与えなければいけない」

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