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川崎F-名古屋戦で「VAR」表示がなかった理由…「オンフィールドレビュー」か否か

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VAR確認中に村上伸次主審が耳に手を当てるシグナル

[9.4 ルヴァン杯準々決勝第1戦 川崎F2-0名古屋 等々力]

 ルヴァン杯準々決勝から「ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)」が導入された。等々力陸上競技場で行われた川崎F-名古屋戦ではVAR介入の末にFW知念慶のゴールが認められ、国内初の事例となった。

 試合後、日本サッカー協会の小川佳実審判委員長が取材陣に対応し、得点シーンについて説明した。前半15分、得点前に知念が裏に抜け出した動きについて、ゴールネットが揺れた後に「オフサイド・ディレイ」で副審が旗を上げ、VARが介入。「チェックした時にオンサイドでした。名古屋の奥にいた選手の右足と、川崎の20番の選手の右膝が並んでいた」と判定を変え、得点が認められた。

 VARのもとで正しい判定が行われたが、国内初の試みとあって、村上伸次主審がVARの「シグナル」を怠るミスも。小川審判委員長は、両指でモニターを示して四角を描くシグナルを主審が行わなかったことを説明し、「残念ながら手続きが欠けてしまった。ただ、非常に難しい判定はVARのもとで正しく行うことができた」と話した。

◼︎「オンフィールドレビュー(OFR)」か否か
 なお、他会場のG大阪-FC東京戦(パナスタ)ではVAR確認中、スクリーンに「VAR」という文字が表示されたが、等々力陸上競技場では表示されなかった。

 2つの事例の相違として、G大阪-FC東京戦(パナスタ)は主審自らがピッチ脇のモニターで映像を確認し、改めて判定を下す「オンフィールドレビュー」。川崎F-名古屋戦(等々力)は主審がモニターを見ず、VARの助言だけで判定する「VARオンリーレビュー」だった。準々決勝第1戦の時点では、ビジョンに「VAR」と表示するのは「オンフィールドレビュー」が対象だったという。

「こちら(等々力)で起こったのは『VARオンリー』。ガンバ(パナスタ)の方では、主審が映像を見て(判定を)変える『オンフィールドレビュー』が起きた」(小川審判委員長)

「オンフィールドレビュー」は主観的な判断が必要となる場合に使用される。小川審判委員長は「オフサイドのポジションはわざわざ映像をもう一回確認しなくても事実としてある。ただ、その前にファウルがあったかどうか、ファウルにするかどうかといった主観的な判断に関しては、レフェリーが判断するので映像を見る」と説明した。

(取材・文 佐藤亜希子)
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