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カンボジア代表を指揮する本田圭佑が失点時に拍手…その意図とは

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カンボジア代表を指揮するMF本田圭佑

 MF本田圭佑が実質的な監督を務めるカンボジア代表は5日のカタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選で香港代表と対戦し、1-1のドロー。チームを指揮した本田は有料メルマガ『CHANGE THE WORLD』で自身の試合を振り返った。

 カンボジアは前半16分、香港MF陳俊樂に先制点を許すが、同34分にはFWケオ・ソクペンが同点弾。1-1で前半を折り返すと、後半は拮抗状態のまま試合終了となり、勝ち点1を分け合う形となった。

 目を引いたのが失点シーンに本田が拍手をしていたところだ。試合後、本田は「俺らがやろうとしていることが失点をしたことで焦ったり、キープすることを放棄しないように、とにかく90分同じことを続けることに終始集中してもらいたかったから」と拍手の意図を語った。

 その発言のとおりに、カンボジアはプレッシャーがかかったときや疲労が溜まってくる時間帯でも、ロングボールを選ばずにつなぐパスを選択。本田は「意識が高くなってきているよね」と選手たちを労い、「徐々にそれがベースになって、彼らも今つなげられるところとつなげられないところがわかってきて、今までだったらつなごうとしなかったから」とその成長に手応えを感じていた。

「クリアだったからね、今までは。でも今はミスになるから。だから『俺はこれやったらミスるんや』っていう現在地をみんな測っていると思う」

「弱いチームにありがちなのが、現在地がわからないまま、とにかくテクニックがある選手もカウンターサッカーしかさせてもらえなかったりする。あれによって犠牲になってつぶされてきた選手を見てきたから、日本もそうだし海外でも」

「でも、(カンボジアがやっている)このスタイルだと、どんなサッカーでいっても色んなチームに対応できる。(自身の任期が)1年経っているでしょう。後1年弱あんねんけど、どっかのタイミングで違うステップには移りたいなとは思っている」

 カンボジアは10日、アジア2次予選の第2節でバーレーン代表と対戦する。

※有料メルマガ『CHANGE THE WORLD』(https://www.mag2.com/m/0001678906.html)のコメントは許可を得た部分を使用しています。

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