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ラッシュフォードが自身も被害に遭ったSNS上の人種差別に「声を上げても何も変わらない」

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FWマーカス・ラッシュフォードが人種差別について言及

 マンチェスター・ユナイテッドのFWマーカス・ラッシュフォードは、ソーシャルメディア上での人種差別について口を開いた。

 今季の開幕早々から、イングランドフットボール界ではSNS上で黒人選手をターゲットにした人種差別の要素を含む投稿が相次ぐ。ラッシュフォード自身も1-2で敗れたクリスタル・パレス戦でPKを外した直後にその被害に遭っており、チームメイトのポール・ポグバチェルシーのタム・エイブラハムやクルト・ズマも標的にされる。

 特に近年、SNS上での人種差別は後を絶たず、クラブも『Twitter』や『Facebook』に対応を求めるものの、依然として大きな成果は得られていない。そんな中6日、EURO2020予選のブルガリア代表戦前の会見で、8月に被害に遭ったラッシュフォードはこの社会問題について問われ「本当に失望している。前進しているというよりもむしろ後退してしまっている」と自身の考えを示した。

「インターネット上ではとても簡単に何でも思い通りにできてしまう。現状ではいくつでもアカウントを作れ、誰にも気づかれずにやりたい放題だ。それに、何百、何千もの人がソーシャルメディア上で僕の名前を使って、好き勝手に投稿している。IDの下で全員が1つのアカウントを持てるようにすれば簡単に解決するはずだ」

 さらに、ラッシュフォードは『Twitter』が講じた50人の黒人選手のアカウントを監視して、差別的な投稿をしたアカウントを排除する対策に対して懐疑的な考えを持っているようだ。

「いくらアカウントを閉鎖に追い込んだって何も変わらなし、馬鹿げている。多くの人は本来のアカウントでそのような投稿をしないし、ダミーのアカウントを利用している。それに声を上げたってこの問題への影響は何もない。声を上げても本当に何一つ変わらな見本になってしまっている」

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