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「自己責任」「ひどいタックル」「ショーをした罰」「おそらく主審は…」海外は中島翔哉のリフティングをどう報じた?

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パラグアイ戦で危険なタックルを受けたMF中島翔哉

 日本代表MF中島翔哉(ポルト)の“リフティングドリブル”が海外でも反響を呼んでいるようだ。

 問題のシーンが起きたのは、5日に行われたキリンチャレンジカップのパラグアイ戦(2-0)だった。日本が2点をリードして迎えた前半アディショナルタイム1分、左サイドのスペースでボールを持った中島はリフティングを交えたドリブルで前進。すると、後ろから追っていたパラグアイのFWアルナルド・サナブリアが危険なスライディングタックルを見舞い、他の相手選手も腹を立てた様子で中島に詰め寄った。

 サナブリアはこのプレーでイエローカード。中島はハーフタイム中にMF原口元気と交代し、試合はそのまま日本が2-0で制した。

 この場面について、アルゼンチン版『ESPN』は「サナブリアが中島にキックを見舞った」「才能のある日本人選手は後半にピッチへ戻ってこなかった」と報道。中島がプレーするポルトガルのメディアも反応し、『オ・ジョゴ』は「中島がパラグアイを怒らせた」、『レコルド』は「中島はショーをやろうとして、キラータックルを受けた」と伝えた。

 そのほかの欧州メディアでは、オランダ『VTBL』が「自己責任」「中島翔哉は負けている相手がフラストレーションをためている時に、ボールを浮かせることを考えた。その結果? 古典的な南米の削りだ!」とレポート。ベルギー『フットバル・プリムール』も「日本のショーがパラグアイのハードタックルによって罰を受けた」「対戦相手の怒りを呼び起こした」と、中島のプレーがパラグアイ側を挑発してしまったと指摘している。

 一方、ハンガリー『オリゴ』は「ひどいタックルを受けた」と中島に同情し、「サナブリアは(レッドではなく)イエローカードだったが、おそらく親善試合だったことで主審が考慮したのだろう」と見解を示した。

 なお、中島本人はスライディングを受けたシーンについて「特に何も考えていなくて、ああいうプレーで気分を害した人がいるなら、それを目的にはしていないので謝りたい」と釈明。「相手選手も怒っていたので謝りました」と直接謝罪したことを明かしている。

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