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3得点に絡んだ山形MF中村駿、敵地で柏から「大きい勝ち点3」

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今季4点目を挙げた山形のMF中村駿

[9.7 J2第31節 柏3-4山形 三協F柏]

 セットプレー3発を含む4ゴールで柏レイソルを下したモンテディオ山形。キッカーのMF中村駿は、最初の2得点を演出した。

 立ち上がり10分、敵陣右サイドでFW坂元達裕がファウルを受けると、中村駿はファーサイドでフリーになっていたFW山岸祐也へ。今夏加入したストライカーの移籍後初得点をアシストした。

 先制から10分後には、ほぼ同じ位置でFKを獲得。背番号17の右足から放たれたクロスは、ゴール中央でフリーになっていたDF熊本雄太にピタリと合う。熊本のヘディングはGK中村航輔がセーブするも、FW大槻周平が押し込んだ。

「なかなかセットプレーで点を取れていなかったので、キッカーとしての責任を感じていた。今日はうまく中とタイミングが合ったので、それが点につながってよかったです」と胸をなでおろした。

 後半4分に1点を返され、柏に流れが傾きかけたところで3点目が生まれる。柏のクリアボールを敵陣でひろうとそのままゴールに迫り、MF山田拓巳からのパスを受けた中村駿は、ペナルティエリア内の山岸に預けるとそのままゴール前へ。山岸からのリターンパスをダイレクトで振り抜き、ゴールを陥れた。「いい落としがきて、後はゴールに流すだけだったので。流れは本当によかった」。8本のパスが少ないタッチ数でつながった、ビューティフルゴールだった。

 FW坂元達裕の直接FKで勝負あったかと思われたが、その後、柏に2ゴール追撃を許す。「4-1のところからあそこまで点差まで持ってこられるのは、自分たちの甘さもあると思う」。それでも逃げ切りに成功した山形は、5戦負けなし(3勝2分)で暫定3位に浮上。自動昇格圏の2位とは勝ち点1差だ。「ラストスパートかけられるところまで来られた。大きい勝ち点3だったと思う」と中村駿は5年ぶりの昇格をしっかりと見据えていた。

(取材・文 奥山典幸)

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