beacon

[Rookie League]静学を4発撃破!昇格1年目の西武台が3位に入り、全国懸けたプレーオフへ!

このエントリーをはてなブックマークに追加

西武台高は3位に入り、全国大会出場を懸けたプレーオフへ

[9.7 Rookie League A最終節 静岡学園高 1-4 西武台高 時之栖うさぎ島G]

 7日、「2019 Rookie League」A League最終節で3位・静岡学園高(静岡)と4位・西武台高(埼玉)が激突。勝ち点15で並んでいた2チームによる上位対決は、西武台が4-1で撃ち勝った。西武台は6勝3敗の3位となり、8日に行われる全国ルーキーリーグ交流大会プレーオフ1回戦(対矢板中央高)進出。一方の静岡学園は5勝4敗の5位でリーグ戦を終えた。

 今年、B Leagueから昇格してきた西武台が全国へ一歩前進した。対戦した静岡学園は、注目GK生嶋健太郎も交えて後方からゆっくりとボールを繋ぎ、しなやかな動きを見せるMF菊池柊哉やFW持山匡佑、MF小泉龍之介がドリブル突破。攻撃から守備への切り替えも速かった。

 それに対して西武台のMF福沢安莉は「序盤、相手のプレスも速くて戸惑っていたんですけれども、後ろの選手たちの掛け声とかでしっかりボールを握ることができて、中盤でボールを握って少しずつ流れを作れていたので良かったと思います」と振り返る。

 西武台は的確なカバーリングやインターセプトを見せていたMF吉野光や福沢がボールを奪うと、落ち着いて技術を発揮するMF細田優陽やポストワークで奮闘していたFW市川遥人を交えた攻撃。市川とMF川上真央のワンツーなど、コンビネーションによる崩しでチャンスを作り出した。

 そして前半35分、川上からのパスを受けた市川が振り向きざまのシュートを決めて先制。後半10分にも細田がPKを決めて突き放した西武台は、GK浅沼李空や相手のドリブラーたちに対応したDF陣の好守でリードを続ける。

 後半26分にMF杮崎将希が決めた西武台に対し、静岡学園もCB伊東進之輔のゴールで1点を返す。だが、西武台は39分にも左サイドから仕掛けたMF山本匠馬が自らこぼれ球を拾って、ニアを破るゴール。4-1で快勝した西武台が、勝ち点18で並んだ流通経済大柏高(千葉)を得失点差で上回り、3位に入った。

 全国出場を逃した静岡学園のGK生嶋は「きょうは全員で全国獲りに行こうと盛り上がっていたんですけれども…。思うような結果が出せなくて悔しい気持ちがあるんですけれども、これからの方がまだ長いので、選手権やインターハイで勝てるように頑張っていきたいと思っています」と力を込めた。
 
 一方の西武台は昇格1年目ながらも桐光学園高(神奈川)や流通経済大柏、静岡学園を破って全国進出を懸けたプレーオフへ。福沢は「日頃の練習もキツイ練習を行っているので、このくらいの結果が出ると、今まで頑張ってきた甲斐があったというか、成果をしっかりと出せたなと思います」と素直に喜んだ。貪欲にあと2勝を勝ち取り、初の全国ルーキーリーグ交流大会出場権を掴み取る。


(取材・文 吉田太郎)

▼関連リンク
2019 Rookie League特集ページ

TOP