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[Rookie League]最終節で力表現した佐野日大が韮崎に4発快勝

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前半終了間際、佐野日大高MF平出善大が左足シュートを決める

[9.7 Rookie League B最終節 佐野日大高 4-1 韮崎高 時之栖うさぎ島G]

 7日、「2019 Rookie League」B League最終節で佐野日大高(栃木)と韮崎高(山梨)が対戦。佐野日大が4-1で快勝し、2勝3分2敗の5位とした。一方の韮崎は2勝4敗の6位でリーグ戦を終えている。

 佐野日大はここまでの6試合の総得点が4で失点が6。攻守に渡って幅広い動きを見せるMF寺田真紘や左利きのMF濱田空、CB吉井大季、GK吉野翼ら力のある選手がいる一方でなかなか結果を出すことができていなかった。

 それでも、最終節は快勝を収めた。前半42分にMF平出善大が持ち込んで決めると、45分には再び平出がカットインからの左足シュートを豪快にニア上へ決めて2-0。右SB遠藤勇剛の攻撃参加なども交えて韮崎にプレッシャーをかけた。

 一方の韮崎はAチームに入っている3人が不在もMF大柴伶太やMF齊藤大が判断しながらボールを繋ぎ、FW小林陽向、MF志村譲の仕掛けやコンビネーションによる崩しで攻め返す。

 後半2分に志村のゴールで1点差とすると、その後もGK池上風雅らが声を絶やさず、集中した戦いを見せる。だが、佐野日大は後半も交代出場のFW岩城杏璃やMF三浦直起を中心に迫力のある攻撃。17分に岩城の折り返しを三浦が決めると、34分にも交代出場のMF植竹唯人が決めて最終節を白星で飾った。

 佐野日大の寺田はリーグ戦を振り返り、「最初の方から勝てない試合が続いて決め切るところで決めきれない苦しい試合が続いて、きょうも前半はあまり良くなかったんですけれども、後半から全員で立て直すことができたので良かったです」とコメント。個人、チームとして成長を遂げて1年生チームでの“準公式戦”を終えた。

 一方の韮崎・志村は「最初の2試合はベンチスタートだったんですけれども、夏乗り越えて自分も努力したりしてスタメン取れたのは良かったかなと思います」。各選手が競争を続けながら次はAチームでの出場チャンスを掴む。


(取材・文 吉田太郎)

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