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21歳を迎えたMF杉岡大暉…U-22代表キャプテンも務め、気持ちを新たに

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U-22日本代表MF杉岡大暉(湘南)

 遠征中のアメリカで誕生日を迎えることになった。9月8日に21歳となったU-22日本代表MF杉岡大暉(湘南)は「良い一年にしたい」と白い歯を見せた。

 現在、U-22日本代表が活動するアメリカのチュラビスタと日本の時差は16時間。チュラビスタが7日の時点で、16時間進んでいる日本では8日となっており、「日本からは寝ている間にメールが来ていた」とお祝いのメールが届いたようだ。

「プロに入ってから毎年そうだけど充実している」と語ったように、20歳は充実した時間を送った。中でも刺激的だったのが、初めてA代表に名を連ねて過ごしたコパ・アメリカの期間で、「今までも良い経験をしてきたけど、あれだけは一味違った。すごく刺激の強い1か月だった」と南米の猛者と対戦するだけでなく、“オーバーエイジ”の選手と時間をともにすることで新たな刺激を受けた。

 誕生日2日前の6日に行われたU-22メキシコ代表戦では、キャプテンマークを託された。「代表で巻いてやれるのは幸せなことだし、責任感は増す。横さん(横内昭展監督代行)から言われて巻いたけど、信頼も感じるし、しっかりそれに応えてやらなきゃという思いがある」。U-22日本代表の常連というだけでなく、キャプテンを務めたことで新たな気持ちも芽生えている。

「今までは(中山)雄太くんや(三好)康児くんだったりが引っ張ってくれていたけど、任すだけではダメ。全員が引っ張っていくくらいの気持ちでやらないといけないと思っている」

 20歳は充実した時間を送ったが、21歳はそれ以上に内容の濃い時間を過ごす可能性がある。「プロ生活も3年目を終えて4年目を迎えるし、東京五輪もある中で大きく成長したい」と新たな1年をスタートさせた無限の可能性を秘める若武者は、どのような時間を過ごすだろうか――。

(取材・文 折戸岳彦)

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