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森保監督が前日会見に出席、現地記者から直球質問「久保の起用あるか」

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前日会見に出席した森保一監督

 日本代表森保一監督は9日、ミャンマーのヤンゴン市内で、カタールW杯アジア2次予選・ミャンマー戦(10日、ヤンゴン)に向けた公式記者会見を行った。出席した現地記者からMF久保建英(マジョルカ)の起用、FW岡崎慎司(ウエスカ)の招集外といったストレートな質問が向けられる一幕もあった。

 質疑応答の3問目だった。「FIFAランキングでは日本が上位でミャンマーが下だが、明日のスタメンについて何か話せることがあれば。また、久保の起用はあるか」。FIFAランキングでは日本が33位でミャンマーが135位。大きく格下であることを踏まえての質問だった。

 ここで久保の名前が出ることからも、日本代表史上最年少でのW杯予選デビューを控える18歳に対し、現地の関心も集まっていることが感じられる。さらに久保は今年3月、U-22日本代表の一員として今回と同じスタジアムを経験。AFC U-23選手権予選3試合に出場し、1ゴールも記録していた。

 この質問に森保監督は「活動の中でコンディションのいい選手を明日のスタメンに起用していきたいと思う。今日の練習も終わっていないし、今日の練習を見て、久保の起用も含めて考えていきたい」と返答。メンバー構成は明言しなかった一方、これまでたびたび口にしてきた「ベストメンバー」という言葉は使わなかった。

 また、別の記者からは「岡崎を招集しなかった理由は」という質問も。ミャンマーを始め東南アジアではプレミアリーグが絶大な人気を博しており、A代表50得点という功績も含め、真っ先に岡崎の名前が出てきた形であろう。この質問に森保監督は「コンディションが良くなかったので招集は見送った」と理由を述べた。

 ミャンマー代表は5日、すでにW杯2次予選初戦のモンゴル戦(●0-1)を戦っており、森保監督は映像で分析した様子。「育成年代でもW杯に出場し、アジアの中で力をつけているチーム」と評した指揮官は現地記者の「ミャンマー人はみんな5-0以上で日本が勝つと思っている」という見解にも「アウェーで戦う難しさはあるので、難しい試合になることを覚悟しながら、われわれが持てる力を出せるように全力を尽くしたい」と気を引き締めた。

 日本にとってのW杯2次予選初戦となるミャンマー戦は、日本時間10日午後9時20分にキックオフする。

(取材・文 竹内達也)
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