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就任発表からわずか11日…韓国女子代表監督が“パワハラ”でスピード退任

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韓国女子代表監督がスピード退任

 大韓サッカー協会(KFA)は9日、韓国女子代表を率いるチェ・インチョル監督の退任を発表した。チェ・インチョル監督から申し出があり、KFAは彼の意思を尊重して受け入れたという。

 チェ・インチョル監督は、2010年にU-20女子ワールドカップでU-20韓国女子代表を3位に導くと、同年に行われたアジア大会では女子A代表を率いて銅メダルを獲得した。さらに2012年に就任した仁川現代製鉄ではリーグ6連覇を達成。その手腕が認められ、先月29日に韓国女子代表の監督就任が発表された。契約期間は2年間で、成績次第ではワールドカップまで延長される契約となっていた。

 しかし、チェ・インチョル監督に対して、選手への暴行疑惑が浮上。韓国『聯合ニュース』によれば、前回の女子A代表や仁川現代製鉄時代だけでなく、小中高校で指導していた際にも選手の頭を叩いたり、暴言を浴びせていたという。

 当初は否定していたものの、チェ・インチョル監督は事実を認めて自ら退くことを決意。KFAに謝罪文を提出し、「私の誤った言動に傷ついた選手たちに深く謝罪したい。私は過ちを心から反省し、成熟した姿勢を備えた指導者として生まれ変わるだろう」と綴っている。

 なお、後任にはリヨン女子をチャンピオンズリーグ制覇に導いた経歴を持つ、レイナル・ベドロス氏が有力とみられている。

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