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ザック氏、伊の上から目線に苦言「日本は学ぶことがもうないほど。インテルはハセベに驚いたはず」

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元日本代表監督アルベルト・ザッケローニ

 元日本代表監督のアルベルト・ザッケローニ氏が、9日付のボローニャの地元紙『コリエレ・ディ・ボローニャ』のインタビューに応じ、日本人選手のクオリティについて力説した。

 ボローニャで日本代表DF冨安健洋の活躍に注目が集まる中、クラブが拠点を置くエミリア・ロマーニャ州出身の元日本代表指揮官ザッケローニ氏が、地元紙のインタビューを受けた。20歳DFのセリエAでの活躍に、「驚かなかった」と明かすザック氏。ドイツで長年にわたってプレーする元日本代表主将のMF長谷部誠を例に挙げ、日本人選手のクオリティの高さを強調。冨安ただ1人が在籍するセリエAとは違い、ブンデスリーガでプレーする日本人選手が多いことを紹介しつつ、イタリアでは日本人に対し「我々がカルチョを教えなければならない」というイタリア人による無意識の偏見があるとの見解を示した。

「セリエAに日本人選手は多くないが、ドイツではかなり需要がある。それにフランクフルトがインテルと対戦したときには、ハセベのような青年のクオリティに驚かされただろう。それはおそらく、我々がみんなに対し『カルチョを教えなければならない』と考えているからなのかもしれない。だが日本が学ぶことはもう何もない。私が向こうで指導したとき、サッカーボールへの情熱の導火線に完全に火がついたのが感じられた。現在は下部組織の監督でさえ、ヨーロッパ中を旅して情報収集して研究している」

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