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[関東]公式戦26戦24勝の明治大包囲網…「絶対に勝ちたい」14日に後期リーグ開幕

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順大FW旗手(左から2人目)の“厳しいプレス”に明大MF森下(同3人目)は苦笑い

 JR東日本カップ第93回関東大学サッカーの後期リーグ戦が14日より開幕する。

 26戦24勝。この数字は先日総理大臣杯で連覇を飾ったばかりの明治大の今季公式戦成績だ。わずか2敗。そのうちの1敗は天皇杯2回戦の川崎フロンターレ戦ということもあり、どれだけ今季の大学サッカー界で圧倒的な強さを誇っているかが分かる。

 関東大学リーグ戦は前期を終えて10勝1敗。黒星は5月2日の筑波大戦のみで、勝ち点30は前期の歴代最多記録。2017年に筑波大が記録した歴代最多勝ち点記録54、そして16年に明治大が記録した第18節のリーグ最速優勝の更新に期待が集まっている。

 ただし10日に行われた後期リーグ開幕戦に向けた会見に出席したMF森下龍矢(4年=磐田U-18/鳥栖内定)は、「僕たち自身はそんな大それたことではなく」とより謙虚に戦いに向かうことが重要になると強調。そのうえで「3冠の中の一冠であるリーグ戦を獲りに行きたい」と力強く意気込んだ。

 この夏は川崎Fに敗れた悔しさをバネに、攻撃のクオリティを上げることを重点的に取り組んできたという。「伝統として球際、切り替え、運動量という激しいサッカーにプラスして、最後の繊細な攻撃のクオリティも追及していきたい」とパワーアップに自信を伺わせた。

 しかし他大学の“打倒明治”への機運はより高まっている。今月7日に行った総理大臣杯の決勝で敗れた法政大のMF大西遼太郎(4年=磐田U-18)は「大臣杯決勝の悔しさは残っている。その悔しさを晴らすためにも、リーグ戦では絶対に勝ちたい」と当然といったばかりに思いを語る。

 さらに後期最終節の直接対決で敗れた順天堂大のFW旗手怜央(4年=静岡学園高/川崎F内定)も「今、大学サッカー界で最も強いのは明治大だと思っている。勝てるように頑張りたい」と意識を十分にする。今季1部初挑戦ながら、4位で折り返した立正大のFW人見拓哉(4年=矢板中央高)は「明治大にはチームとしても個人としても圧倒されてしまった。とても悔しい思いをしたので、みんなで倒したい」と闘志を燃やした。

 後期リーグ開幕となる第12節は、1部が14日、2部が15日に行われる。

▽1部
【第12節】
(9月14日)
[千葉県総合スポーツセンター東総運動場]
駒澤大 11:30 中央大
明治大 14:00 東洋大

[筑波大学第一サッカー場]
筑波大 11:30 早稲田大
立正大 14:00 専修大

[龍ケ崎市陸上競技場たつのこフィールド]
法政大 11:30 流通経済大
桐蔭横浜大 14:00 順天堂大

▽2部
【第12節】
(9月15日)
[国士舘大学町田キャンパスサッカー場]
産業能率大 11:30 立教大
慶應義塾大 14:00 国士舘大

[拓殖大学八王子国際キャンパスサッカー場]
拓殖大 11:30 東京国際大
日本大 14:00 東京学芸大

[東海大学湘南キャンパスサッカー場]
東海大 11:30 青山学院大
日本体育大 14:00 関東学院大

●第93回関東大学L特集

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