[東海]暑さ指数が「運動原則中止」レベルに…東海1部は後期スタートも猛暑で5試合延期:第12節
第58回東海学生サッカーリーグ1部
第58回東海学生サッカーリーグ1部は11日に第12節を行った。中京大対愛知学泉大の1試合は開催されたものの、残り5試合は暑さ指数(WBGT)が規定値を上回り、開催が危険と判断されたため中止となった。
中止となった試合は静岡産業大対名古屋商科大、岐阜協立大対名古屋学院大、四日市大対中部大、東海学園大対愛知学院大、常葉大対名古屋経済大の5試合。延期日については後日発表予定となっている。
環境省の熱中症予防情報サイトによると、暑さ指数(湿球黒球温度/WBGT/Wet Bulb Globe Temperature)は熱中症を予防することを目的として1954年にアメリカで提案された指標。単位は気温と同じ摂氏度(℃)で示されるが、その値は気温とは異なる。WBGTは人体の熱収支に与える影響の大きい①湿度②日射・輻射など周辺の熱環境③気温の3つを取り入れた指標であり、日本サッカー協会(JFA)もこれに準じたガイドラインを策定している。
同サイトに掲載されている「運動に関する指針」では、WBGTは5段階に区分。特にWBGT25~28度(参考気温28~31度)は「警戒」、同28~31度(参考気温31~35度)は「厳重警戒(激しい運動は禁止)」、同31度以上(参考気温35度以上)は「運動は原則中止」と熱中症になる危険性が高いことを示している。
東海学生サッカー連盟(@JufaTokai)の公式ツイッターによると、試合中止となった名古屋学院大瀬戸キャンパス第2グラウンドではWBGTが31.7度を記録。5段階区分でも最も危険なレベル「運動は原則中止」に該当しており、現地の気温は35度以上だった可能性も考えられる。
●熱中症予防情報サイト(環境省)
http://www.wbgt.env.go.jp/wbgt.php
【第12節】
(9月11日)
[中京大豊田キャンパスサッカー場]
中京大 5-0 愛知学泉大
[中]西口黎央(21分)、辻泰志2(37分、90分+2)、水口豪(58分)、加藤弘也(89分)
静岡産業大 (延期) 名古屋商科大
[名古屋学院大瀬戸キャンパス第2グラウンド]
岐阜協立大 (延期) 名古屋学院大
四日市大 (延期) 中部大
[名古屋経済大犬山キャンパスサッカー場]
東海学園大 (延期) 愛知学院大
常葉大 (延期) 名古屋経済大
●第58回東海学生1部L特集