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指揮官サッリが語るローテーション起用、「ナポリは15人、チェルシーは18人…ユーベは10人揃えたい」

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肺炎から復帰したマウリツィオ・サッリ監督が初陣へ

 ユベントスは14日に敵地でフィオレンティーナと対戦する。13日の前日記者会見では今シーズンからチームを率いるマウリツィオ・サッリ監督が出席。肺炎の治療で第1節、第2節とベンチに座ることができなかった指揮官が初陣への意気込みを語った。クラブ公式ツイッター(@juventusfcjp)が内容を伝えている。

 チェルシーから母国イタリアの王者クラブを指揮することになったサッリだが、肺炎を患って入院。ユベントスは開幕2試合をジョバンニ・マルトゥシエッロコーチの指揮で行うという異例のシーズン開幕となった。

 今週からトレーニングにも復帰したというサッリは、会見で「監督はベンチに座ってトレーニングを指揮するもの。療養は簡単ではなかったよ。医者のおかげで現場復帰することができた。スタッフたちが素晴らしい仕事をしてくれたので、私はとても落ち着いていたよ」と感謝を伝えた。

 治療の最中にもサッリは来週から始まるUEFAチャンピオンズリーグ(CL)のメンバーリストに頭を悩ませたという。「その選択は簡単ではなかったが必要なことだった。申し訳ないが、今回2人の重要なプレーヤーを外した。だがこれは我々の層の厚さを示している」とメンバー外となったFWマリオ・マンジュキッチとMFエムレ・カンのことをほのめかす発言も口にした。

 その層の厚いメンバーをいかに扱うか。指揮官は「今はチームの色を模索していて、現段階でローテーションを行うことは難しい段階にある」と現状はメンバーの固定を示唆。「サミ・ケディラやアーロン・ラムジー、アドリアン・ラビオのように直近の数か月間でほとんどプレーできていなかった選手もいるからね。でも代表ウィーク中にこれだけ練習したクラブは初めてだよ」と少しずつ調子が上がっていることを明かした。

「ナポリでは主力の14、15人の選手とそれ以外に差があった。チェルシーでは18人の選手による積極的なローテーションを採用した。まだ完全に準備はできていないが、10人の入れ替わり可能な選手を揃えることが目標となる」

ロドリゴ・ベンタンクールはとても良いね。本当に重要なプレーヤーになっていると思う。ラムジーは怪我で10日前まで調整が遅れていた。ジョルジョ・キエッリーニを怪我で欠いたことはあまりに大きいことだ。今の目標はダニエレ・ルガーニを完全に回復させること、そしてマタイス・デ・リフトができる限り早くイタリアのサッカーに順応できるように手助けすることだ」

「特定の状況下では試合のマネージメントのやり方を変えないといけない。PA付近で相手を待つのではなく、もっとボールを保持しなければいけない。前節・ナポリ戦では相手を待ち過ぎてしまい、試合の一部をコントロールできていなかった」

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