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長いトンネル抜けた千葉、今季初の逆転勝利で7戦ぶり白星…水戸は3連勝ならず

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[9.14 J2第32節 千葉2-1水戸 フクアリ]

 J2は14日に第32節を開催し、フクダ電子アリーナでは18位のジェフユナイテッド千葉(7勝10分14敗)と3位の水戸ホーリーホック(14勝12分5敗)が対戦。前半31分にMF前寛之の得点で水戸が先制するが、同39分と後半15分にFWクレーベが決めて千葉が逆転すると、そのまま逃げ切って2-1の勝利。今季初の逆転勝利を収めた千葉は7月31日の第25節琉球戦以来、7試合ぶりの白星を獲得した。

 ここ6試合未勝利(1分5敗)の千葉は7日の第31節新潟戦(●1-2)から先発5人を入れ替え、MF工藤浩平、MF熊谷アンドリュー、MF茶島雄介、DF増嶋竜也、GK佐藤優也らを先発起用。一方、2連勝中の水戸は前節金沢戦(○3-1)から先発1人を入れ替え、U-22日本代表の活動から戻ったFW小川航基らがスターティングメンバーに名を連ねた。[スタメン&布陣はコチラ]

 試合開始早々の1分、千葉がフィニッシュまで持ち込むが、左サイドを突破したMF為田大貴の折り返しから放った工藤のシュートは相手選手にブロックされる。さらに同4分にはDF下平匠のパスからPA内に侵入した為田が相手をかわして好機を迎えるも、至近距離から放ったシュートは好反応を見せたGK松井謙弥にストップされてしまった。

 一方の水戸は前半10分、FKの流れからFW清水慎太郎がシュートを放つが佐藤勇にブロックされてしまう。同29分には千葉が立て続けにゴールを脅かすが、ハーフウェーライン付近から自ら運んだ為田が放ったシュートはポストを叩き、下平のクロスに飛び込んだ茶島のヘディングシュートは松井の好セーブに阻まれた。

 すると、前半31分に水戸が試合を動かす。自陣から前線に送られたボールに反応したMF福満隆貴がPA左に持ち込むと、粘ってキープして送ったラストパスに走り込んだ前が右足シュートでネットを揺らし、スコアを1-0とした。しかし同39分、茶島の落としを受けたクレーベがPA外から鮮やかな軌道を描くスーパーゴールを叩き込み、千葉が試合を振り出しに戻した。

 前半アディショナルタイムには水戸がゴールに迫るが、MF黒川淳史のスルーパスから抜け出した小川のシュートは距離を詰めた佐藤優に阻まれるなど、1-1のまま後半を迎えると、同13分にPA内でクレーベがDFンドカ・ボニフェイスのファウルを誘って千葉がPKを獲得。このPKをクレーベ自らが沈めて千葉が逆転に成功した。

 1点のビハインドを背負った水戸は後半17分に黒川に代えてMF木村祐志をピッチへと送り込む。その後も同32分にMF茂木駿佑、同36分にMFレレウを投入して状況を打開しようと試みる水戸だったが、粘り強く対応した千葉が同点ゴールを許さずに逃げ切って2-1の逆転勝利を収めた。

(取材・文 折戸岳彦)
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