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3位横浜FMが3戦11発で3連勝!!4位広島は堅守崩れ12戦ぶり黒星

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先制点を決めた横浜FMのFW仲川輝人

[9.14 J1第26節 横浜FM3-0広島 ニッパツ]

 3位横浜F・マリノス対4位サンフレッチェ広島の上位対決はホームの横浜FMが3-0で快勝した。横浜FMは3戦11発と攻撃陣が爆発。今季3度目の3連勝を飾った。広島は最近5試合でわずか1失点だった堅守を崩され、今季最多の1試合3失点。6月1日の札幌戦(●0-1)以来、12試合ぶりの黒星となった。

 2連勝中の横浜FMは前節のG大阪戦(○3-1)から先発2人を変更。右サイドバックでDF松原健が4月20日の札幌戦(●0-3)以来18試合ぶりの先発となり、左ウイングではFW遠藤渓太が2試合ぶりに先発した。
 6月14日の湘南戦(○2-0)以降、クラブタイ記録となる11試合連続負けなし(6勝5分)の広島は前節・磐田戦(○2-0)から先発2人を変更。MF青山敏弘が今季リーグ戦初先発となり、1トップではFW渡大生が11試合ぶりに先発した。[スタメン&布陣はコチラ]

 横浜FMは前半8分、MFマルコス・ジュニオールからの浮き球のパスにFW仲川輝人が抜け出すもトラップが大きくなり、GKがキャッチ。直後の9分にもマルコス・ジュニオールのスルーパスに抜け出した遠藤がPA内左に切れ込み、角度のない位置から思い切りよくシュートを狙ったが、ゴール左外のサイドネットだった。

 その後も横浜FMがボールを支配し、試合を優勢に進めるが、なかなか広島守備陣を崩し切れない。広島もカウンターから右ウイングバックのMFハイネルが何度かサイドを抜け出すが、ゴールには至らない。膠着状態が続く中、横浜FMは前半35分、敵陣でMF扇原貴宏がインターセプトし、仲川に縦パス。ボールキープした仲川が左に落とし、マルコス・ジュニオールがPA手前から左足でミドルシュートを打ったが、わずかにゴール左に外れた。

 スコアレスで折り返した後半も流れは変わらない。横浜FMがボールを持つ時間が長いが、直近5試合でわずか1失点の堅守を誇る広島も粘り強いディフェンスからカウンターで好機をうかがった。横浜FMは後半21分、松原のスルーパスからFWエリキが右サイドを抜け出し、マイナスのクロス。マルコス・ジュニオールがフリーで走り込んだが、左足で合わせたシュートはジャストミートせず、ゴール左に外れた。

 それでもその1分後の後半22分、攻め続けた横浜FMがついに均衡を破る。遠藤がDFティーラトンとのワンツーで左サイドを突破。ダイレクトでグラウンダーのクロスを入れ、ニアサイドに飛び込んだ仲川がDFと競り合いながらうまく右足でコースを変え、ゴールネットを揺らした。仲川は4試合ぶり今季10得点目。自身初のシーズン2ケタ得点をマークした。

 後半30分には両チームのベンチが動く。広島はハイネルに代えてDFエミル・サロモンソン、横浜FMはマルコス・ジュニオールに代えてMF渡辺皓太を投入。横浜FMはさらに同33分、遠藤に代えてFWマテウスをピッチに送り込んだ。広島も同35分、最後の交代枠で青山を下げ、MF柴崎晃誠を投入したが、その直後に横浜FMに追加点が生まれた。

 後半36分、左サイドからのロングボールのこぼれ球をティーラトンが胸トラップから左足を一閃。PA左角の位置から弾丸ボレーがニアサイドを破り、2-0とリードを広げた。さらに後半38分、PA内左からマテウスが打ったシュートがDF野上結貴の腕に当たってPKを獲得。キッカーを務めたエリキが落ち着いてGKの逆を突き、3-0と突き放した。

 広島の堅守を打ち破った横浜FMは8月24日の名古屋戦(○5-1)、同31日のG大阪戦(○3-1)に続いて攻撃陣が爆発し、計11ゴールで3連勝。この日、2位鹿島が首位FC東京に勝ったため、3位をキープした横浜FMと首位FC東京との勝ち点差は「4」に縮まった。

(取材・文 西山紘平)

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