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[MOM2970]興國MF西田嵐之介(1年)_的確な配球で富一撃破の中心に

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MF西田嵐之介は興國高のパスワークの中心として勝利に貢献

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[9.14 NB CHAMPIONSHIP予選リーグ第2節 富山一高 0-4 興國高 時之栖うさぎ島G]

 本人は「まだまだ焦って縦につけて取られていた場面があったので、もっと冷静に揺さぶれたら良かった」と首を振る。それでも、MF西田嵐之介は興國高のパスワークの中心として富山一高の守りを攻略。Uの字にボールを動かして相手にプレッシャーをかけたチームの中で、正確なサイドチェンジをハイサイドに入れたり、縦パスでテンポを上げるなど多彩な攻撃を演出した。

 この日は左CKでCB田上涼太の先制点も演出。特長は「ロングボールで一気に空気を変えたり、縦パスをフリーの選手につけること」というMFは、しっかりとフリーの選手を見つけながら正確にパスを通し、守備面でも興國の“心臓”であるアンカーのポジションに相応しいプレーをしていた。

 本人もチームの舵取り役としての自覚がある。「(興國のアンカーの選手は)歴代でも凄い選手がいっぱい出ていて、自分もその役割だし、もっと求めていきたい。ミスせずにチームを助けられる選手になりたい」。より判断、技術の精度を上げて、パーフェクトに近いプレーを目指す。

 高校1年生世代の強豪32校が優勝を争う「newbalance CHAMPIONSHIP U-16/2019」の目標は優勝だ。「自分たちはまだタイトルを獲れていないので、優勝を目指していきたい」。プロ選手を多く輩出していることに加え、見ていても、やっていても楽しいサッカーをしているという理由で興國に進学したMFは、newbalance CHAMPIONSHIP U-16で自分が中心になってそのサッカーを表現し、優勝を勝ち取る。

(取材・文 吉田太郎)【特設ページ】newbalance CHAMPIONSHIP U-16/2019

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