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最下位磐田、フベロ体制も無得点で3連敗…復帰の川又「技術云々じゃなく」

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負傷から復帰したFW川又堅碁

[9.14 J1第26節 川崎F2-0磐田 等々力]

 最下位に沈むジュビロ磐田が泥沼から抜け出せない。フェルナンド・フベロ監督体制3試合目となったが、いずれも無得点で3連敗。直近7試合未勝利(1分6敗)と悪い流れを断ち切れず、サポーターからは容赦ないブーイングが浴びせられた。

 FWルキアンを中心に決定機を作ったが、ゴールは遠かった。前半立ち上がりの3分、ルキアンのパスを受けたFW中山仁斗がPA内右から左足ダイレクトで狙ったが、シュートは左ポストを直撃。後半20分にはルキアンがPA手前から右足でコントロールショットを打ったが、惜しくもクロスバーを叩いた。

 シーズン2度目の監督交代となったが、フベロ監督就任後も未だノーゴールで未勝利。「チームの問題は決定力不足。そして、相手の少ないチャンスが失点につながってしまう点」と課題をみつめる指揮官は「選手の姿勢をリスペクトしている。下を向くことなく、挑戦していきたい」と努めて前向きに語った。

 U-22日本代表の北中米遠征から戻ったDF大南拓磨は強行先発も失点に絡み、「先に失点して、毎回同じ流れになってしまっている」と反省。「得点はないけどチャンスは前よりも増えている。ここでブレちゃいけないので、みんなが同じ方向を向いてやっていくしかない」と力を込めた。

 この日、右肩負傷で離脱していたFW川又堅碁が待望の復帰を果たした。後半20分からの途中出場で4月28日の札幌戦以来、約4か月半ぶりの出場。得点には絡めなかったが、「次はスタメンで出られたらいい」。最下位に沈むチームは残り8試合で15位浦和と13差。逆転残留は極めて厳しい状況だが、「一つずつ勝っていくしかない。次の試合に集中して、技術云々じゃなく、もっとファイトしないといけない」と覚悟をにじませた。

(取材・文 佐藤亜希子)
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