beacon

指揮官「プラン?教えられません(笑)」スタイル“どハマり”の山形、序盤3発で鹿児島を撃破! 2連勝で自動昇格圏へ

このエントリーをはてなブックマークに追加

2ゴールを挙げた山形FW大槻周平

[9.15 J2第32節 鹿児島0-3山形 白波スタ]

 J2第32節が15日に開催された。暫定5位のモンテディオ山形は敵地で同20位の鹿児島ユナイテッドFCと対戦。前半11分と同16分にFW大槻周平、同26分にFW坂元達裕がゴールを決め、3-0で快勝した。2連勝で6試合無敗(4勝2分)とし、自動昇格圏内の2位に再浮上している。

 鹿児島は前節からスタメンを1人のみ変更。DFヨン・ジェミンに代わり、DF堤俊輔が4試合ぶりに先発復帰した。一方の山形も前節からの入れ替えは1人。開幕から30試合に出場していたDF栗山直樹がベンチスタートとなり、6試合ぶりにスタメン起用されたDF野田裕喜が3バックの中央に入った。

 山形の木山隆之監督は試合前のインタビューの中でゲームプランを聞かれた際、「ゲームプランは教えられません(笑)。粘り強く我々らしく頑張りたいと思います」と煙に巻いたが、チームは開始からストロングポイントを生かしたゲーム運びで優位に立つ。

 鹿児島にボールを持たせて堅い守備からカウンターを狙う展開の中、前半11分にFW山岸祐也が敵陣中央でMFニウドからボールを奪い、左から走り込んだ大槻にパス。フリーで受けた大槻はPA内左から左足でグラウンダーのシュートを放ち、ゴール右に決めた。

 前半16分にも自陣でのボール奪取からカウンターを発動。ドリブルで持ち上がった坂元が右サイドにパスを出し、フリーのMF柳貴博が余裕を持って受ける。柳がクロスを送る瞬間にマークを外してニアに飛び込んだ大槻が巧みに左足で合わせ、逆のサイドネットに流し込んだ。

 大槻は2試合連続ゴールでチームトップの今季9得点目。さらに前半26分、鹿児島がカウンターを図ると、右ウイングバックの柳が左サイドに回ってMF枝本雄一郎からスライディングでボールを奪い、すぐに立ち上がって対角線上にロングパスを送る。受けた坂元がPA内右で堤との1対1からカットインし、左足で低いシュート。カバーに来たDF水本勝成をかすめてゴール右に転がり込み、坂元も2戦連発弾で今季5点目とした。

 鹿児島は後半もボールを握る展開となるが、リーグ最少タイの失点数を誇る山形の堅守を攻略できない。後半16分には途中出場のFW和田凌が左足で意表を突いたループシュート。しかし、右ポストに嫌われた。

 後半はスコアが動かないまま試合終了を迎え、鹿児島は2連敗。山形は今季16試合目のクリーンシートで第22節以来の2位返り咲きを果たした。

★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2019シーズンJリーグ特集ページ
●“初月無料”DAZNならJ1、J2、J3全試合をライブ配信!!
●[J2]第32節2日目 スコア速報

TOP