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「我慢して対応できた」大宮GK笠原、3か月半ぶり復帰戦でビッグセーブ

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GK笠原昂史が復帰戦でハイパフォーマンス

[9.15 J2第32節 横浜FC0-0大宮 ニッパツ]

 大宮アルディージャGK笠原昂史が約3か月半ぶりに帰ってきた。「長かったかなと思います。すっかり暑い時期も通り越しちゃったので」。今季は開幕スタメンから16試合に連続出場したが、6月に右手第4中手骨を骨折。6月2日の第16節福岡戦以来、16試合ぶりに先発出場した。

 待望の復帰戦は上位直接対決の舞台となった。14本のシュートを浴びたが、「自分を信じていた。すんなりとゲームに入れた」と、安定したセービングを披露。守備陣に落ち着きをもたらし、窮地を救うビッグセーブで沸かせた。

 後半30分、相手のクロスがDF河本裕之に当たると、こぼれ球がゴール前のFW戸島章に渡り、至近距離からシュートを打たれてしまう。「イレギュラーな形でボールがこぼれたけど、ある程度我慢して対応できた」。絶体絶命の場面だったが、笠原は冷静に距離を詰め、体を当てて弾き出した。

 後半45分にバー直撃のシュートを打たれるなど最後まで攻め込まれたが、J2屈指の攻撃力を誇る横浜FCを無失点に抑えた。「復帰初戦をゼロで終われたのは次につながる」。リーグ戦は残り10試合。J1昇格に向けて、大事な時期に復帰を果たした守護神は「守備陣の仕事はゼロに抑える時間をどれだけ長く続けられるか。やることはシンプルなので、しっかりやっていきたい」と決意をにじませた。

(取材・文 佐藤亜希子)

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