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[NB CHAMPIONSHIP U-16]飯塚旋風が止まらない!関東王者・前橋育英をPK戦で撃破し決勝進出!

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地区予選から勝ち上がってきた飯塚高がついに決勝へ駒を進めた

[9.16 NB CHAMPIONSHIP U-16 準決勝 飯塚高 2-2(PK4-2)前橋育英高 時之栖うさぎ島G]

 吹き荒れる飯塚旋風が止まらない!高校1年生世代の強豪32校が優勝を争う「NEWBALANCE CHAMPIONSHIP U-16/2019」は16日午前、準決勝を行い、飯塚高(福岡)がPK戦の末、前橋育英高(群馬)に競り勝った。同日キックオフの決勝は予選で激戦を繰り広げた静岡学園高(静岡)と再び戦う。

 地区予選から本大会に勝ち上がってきた飯塚とRookie League関東王者の前橋育英が激突。立ち上がりは互いにセーフティに蹴りあうシーンが多くみられたが、松本山雅FC入りを決めている凱光(3年)を兄に持つFW村越琉威が目の覚めるようなゴールを決め、試合を動かす。

 前半8分、飯塚はハーフライン付近でFKを得ると、DF築田匡がストレートボールをファーサイドに送り込む。DFラインを超えたボールを村越が高いジャンプから胸トラップ。一度バウンドさせて素早く右足を振りぬく豪快ボレーをゴール左に突き刺さした。

 飯塚の勢いは止まらない。15分、村越が中盤に下がってボールを受けて素早くターン。入れ替わるように前線に抜け出したMF長崎偉大がDFラインの背後を取り、スルーパスが通る。GKとの1対1の決定機を迎えるが、右インサイドで転がしたボールは右ポストに惜しくも弾かれた。

 前半は飯塚が終始、優位に進めた。しかし、後半の立ち上がりに攻勢を強めたのは前橋育英の方。3分に途中出場のDF鈴木匠が左サイドを駆け上がり、MF坂田綜太郎がスルーパス。すぐさま鈴木がクロスをニアに放り込むと、飯塚DF岡本昴大が伸ばした足に当たりオウンゴールとなった。

 さらに8分、前橋育英は再び鈴木匠が左サイドをドリブルで突破しクロスをあげる。誰よりも先に飛び込んだMF小松幹汰が右足でワンタッチボレーで逆転ゴールをあげ、試合をひっくり返した。

 前橋育英ペースで続いていたが、18分に飯塚が追いつく。左サイドで前橋育英のスローインをDFラインで奪い、大きくクリア。クリアボールはハーフライン手前でバウンドし、前橋育英DFラインの背後にこぼれる。これを見逃さなかったFW高尾流星が抜け出し、GKとの1対1から冷静にシュートを流し込んだ。

 2-2の同点のまま後半終了のホイッスルが鳴り、PK戦に突入した。同点に追いついた勢いのまま飯塚が全員決めたのに対し、前橋育英は2人目、4人目がゴール枠外に外し、4-2で飯塚が勝利した。

 地区予選から勝ち上がったチームとしては、初の決勝進出。飯塚旋風はまだ止まらない。
  
(取材・文 石井健太)

【特設ページ】newbalance CHAMPIONSHIP U-16/2019

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