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鮮烈デビューの三好康児、アントワープ監督の信頼を勝ち取る「小さな日本人のお陰で勝てた」

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アントワープMF三好康児

 アントワープは15日に行われたジュピラーリーグ第7節でアンデルレヒトとアウェーで対戦し、2-1の勝利を収めた。ラースロー・ベレニ監督はこの試合で初めてベンチ入りし、終盤に決勝弾を決めたMF三好康児についてコメントしている。

 三好は1-1で迎えた82分に3人目の交代としてピッチに送り込まれるとその5分後、ボックス右でボールを持った三好が反転から左足でシュート。一度はDFにブロックされるも、すぐさまこぼれ球に反応して左足を振り抜き、強烈なシュートを突き刺した。

 ベレニ監督はつい2週間前、「彼の練習している姿をまだほとんどチェックできていないし、簡単に選出するわけにはいかない」とまだ戦力として構想に入れていない様子をうかがわせていた。だが、インターナショナルブレイク中のテストマッチで結果を残したのも影響したのか、アンデルレヒト戦ではタイトな展開のなかで初めて起用し、その采配が見事に的中することに。

 ベルギー『Het Laatste Nieuws』が伝えたコメントによると、ルーマニア人指揮官は試合後、「我々は小さな日本人のお陰で勝つことができた」と三好への感謝を表したとのこと。また「これからもゴールをたくさん決めてくれるか分からないが、とりわけ彼の姿勢には満足している。彼は正にチームプレーヤーであり、私は彼のそういうところを気に入った」と評価の言葉を口にした。

 一方で本人は「僕はどのチャンスもゴールにしていきたいです」と意欲的。「これはあくまでスタート。さらにたくさんのゴールを決め、ベルギーで自分のベストなサッカーを見せたいですね。そのためには一生懸命働かなければいけないことは理解しています。以前からアントワープは団結力がとても強いグループであることを知っていましたが、僕もその一員であることを幸せに思います」と話している。

 なおアントワープはこの勝利で勝ち点を12に伸ばし、1試合少ないものの5位に浮上。現地時間21日の第8節ではDF植田直通が所属するセルクル・ブルージュをホームに迎える。

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