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王者リバプールは黒星発進…集中した守備みせたナポリ、終盤の連続ゴールで完封勝利

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落胆の表情をみせるモハメド・サラー

[9.17 欧州CL第1節 ナポリ2-0リバプール]

 17日、UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)グループリーグが開幕。E組の昨季王者リバプール(イングランド)はナポリ(イタリア)と対戦し、0-2で敗れた。第2節は10月2日行われる。

 連覇に向けて初戦に臨むリバプールは、14日のニューカッスル戦(3-1)から3人を変更。MFジェームズ・ミルナーとMFジョーダン・ヘンダーソン、FWロベルト・フィルミーノが先発に名を連ね、打撲により欠場の可能性があったDFアンドリュー・ロバートソンもスタメンに入った。対するナポリは、14日のサンプドリア戦(2-0)から3人を入れ替え、DFコスタス・マノラスとMFアラン、FWロレンツォ・インシーニェが起用された。

 立ち上がりからリバプールがボールの主導権を握るが、ナポリが縦に素早い攻撃でゴールに襲いかかる。前半7分、DFマリオ・ルイが左サイドの裏のスペースに浮き球パスを送り、インシーニェがマイナスに折り返したボールをPA左からMFファビアン・ルイスが左足シュート。GKアドリアンが弾いたボールを再びF・ルイスが右足で狙うが、これもGKアドリアンに止められ、FWイルビング・ロサノが頭で押し込むもオフサイドと判定された。

 互いにスピーディーに攻撃を展開。だが、ナポリはDFカリドゥ・クリバリとマノラスのCBコンビがカバーし合い、最後のところで体を張って、世界最高とも言われるリバプールの3トップをブロック。一方、リバプールはDFフィルヒル・ファン・ダイクとDFジョエル・マティプのCBはもちろん、右SBトレント・アレクサンダー・アーノルドのカバーリングが光り、ことごとく決定機を阻止した。

 前半44分、左CKを獲得したリバプールはショートコーナーからミルナーがクロスを供給。ゴール前の密集地から一歩引いた位置にいたフィルミーノが頭で合わせ、GKアレックス・メレトは反応できなかったが、わずかにゴール右に外れ、先制点とはならず。スコアレスのままハーフタイムに入った。

 両チーム交代なしで後半に突入。4分にナポリに決定機が訪れる。サンドチェンジから左サイドでパスを受けたM・ルイが高精度のクロスを供給すると、ファン・ダイクの頭上を越えてFWドリース・メルテンスが左足で合わせる。フリーでのシュートだったが、GKアドリアンのファインセーブに阻まれ、先制のチャンスを逃した。

 リバプールは後半14分、PA左でフィルミーノのパスを受けたサラーが左足で鋭いシュートを放つ。しかし、GKメレトの好セーブに防がれ、ゴールネットを揺らすには至らない。21分には両ベンチが動き、リバプールはミルナーに代えてMFジョルジニオ・ワイナルドゥム、ナポリはインシーニェに代えてMFピオトル・ジエリンスキをピッチに送り込んだ。

 均衡した状況が続く中、ナポリにやや疲れの色が見え始め、後半24分にFWフェルナンド・ジョレンテ、30分にMFエリフ・エルマスを投入。交代カードを使い切った。すると、37分にFWホセ・カジェホンがPA右でロバートソンに足を引っ掛けられてPKを獲得。キッカーのメルテンスがゴール左に蹴り込んだボールは読まれていたが、GKアドリアンの手を弾いて左サイドネットを揺らし、ナポリが先制した。

 ナポリは最後まで集中を切らさず、リバプールに得点を許さず、後半アディショナルタイム2分にジョレンテが追加点を挙げ、2-0で勝利。昨季王者に初戦で黒星をつけた。10月2日の第2節では敵地でゲンク(ベルギー)と対戦。リバプールはホームでザルツブルク(オーストリア)と戦う。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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