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1年時に抜擢された4人衆の一人が飛躍へ、流経大柏の快足SB清宮優希「3人だけじゃないんだぞ、と見せたい」

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流通経済大柏高の快足SB清宮優希

 全国高校サッカー選手権で2年連続準優勝の流通経済大柏高(千葉)が、インターハイ出場を逃した夏から秋・冬の巻き返しへ向けてスタートを切っている。昨年、1年時にAチームの先発に抜擢されて経験を積んだ快足SB清宮優希(2年)が、秋・冬のシーズンへ向けた意気込みや、ニューカラーコレクション『HARDWIRED PACK(ハードワイヤードパック)』が登場したadidas社製フットボールスパイクの『NEMEZIZ(ネメシス)』の感想などについて語った。

―普段は『X』を履いているが、今回『NEMEZIZ』を着用した感想を教えて下さい。
「第一印象はフィット感が良いと思っていて、『X』は軽いというのが特長で、自分はスピードが特長なので『X』を履いていたんですけれども、『NEMEZIZ』も履いてみたら思った以上にフィット感がありました」

―特にフィット感を感じる部分は?
「足の甲のところがしっかりとピタッとして、しっかりとフィットしているなというイメージです」

―ボールを蹴ったりした時の影響はあった?
「フィット感がしっかりとしているんで蹴った時に、しっかりと蹴れているなと言う印象でした」

―他に良かったところは?
「アジリティが特長だと聞いて履いたんですけれども、走ってみたら確かに『X』よりも動きやすい。横の動きは『NEMEZIZ』の方が良いかなと思いました」

―横の動きが良いのは、ポイントの影響もある?
「ポイントは刺さりやすいですね」

―自分の良さを行かせる部分はある?
「自分はSBなのでCBのカバーの時とか、一瞬の動きが大事になってくるので、そこで『NEMEZIZ』のアジリティ、横の動きがしやすいところはとても良いところだと思います」

―軽さについては?
「『X』の方が軽いという印象がありました」

―ピンクのカラーについてはどう?
「自分のサッカー人生でピンクはないので、自分に似合ったら良いですね」

―普段、『X』を履いている理由も教えて下さい。
「あんまりこだわってはいないんですけれども、自分はスピードがウリというところで一番軽いスパイクで、履いた感覚も悪くなくて、履いていくうちに良くなっていったので『X』が良いかなと。『NEMEZIZ』もありかな、という感じです」

―今年の前半戦を振り返って。
「プレミアリーグは2年生になって最初上手く行かず、試合もベンチだったり、出たり、出なかったり。自分は1年から選手権メンバーに入っていたので(チームの柱にという気持ちがあったが)上手く行かずに、怪我もしてしまって……。前半戦は全然自分の思うように行かなかったんですけれども、後半戦はこの前の尚志戦でフル出場できたり、怪我から復帰して身体も結構戻ってきているので、これから選手権までコンスタントに結果を残して、2年生のうちから少しでも注目される選手になりたいですね」

―前半戦は自分のパフォーマンスも良くなかった。
「自分のパフォーマンスも確かに悪かったんですけれども、それを自分にムカついたりして、さらに悪循環になって全然上手くいかない時期があった」

―そこからどう変わった?
「(コーチの斉藤)礼音さんから『一生懸命やればまた良いパフォーマンスができる』と声をかけてもらって、練習からこれまで以上に気合を入れてきたら、自分のプレーの評価も変わってきたと思います」

―良い感覚で後半戦へ。
「自分のウリはオーバーラップなので、オーバーラップからのクロスやチャンスメークがどれだけできるかと、1対1の守備の部分もできるんだぞというところを見せたいです」

―昨年と比べて、自信の部分も全然違うのでは?
「2年になって、少しの余裕ができてきて、1年の頃よりはできるプレーも多くなったと思いますし、1対1の守備の部分も強くなったと思う」

―(昨年、一緒に抜擢された)松原(颯汰)や藤井(海和)、森山(一斗)には負けられない気持ち。
「4人で選手権出たりして、自分は最初上手く行かなかったりした時に周りの3人はずっと試合に出ていたり、日本代表の候補や日本代表に入っている。自分も負けられないという気持ちがありましたし、後半戦良いプレーをして、少しでも3人だけじゃないんだぞ、と見せたいです」

―将来のためにも重要な後半戦の目標は?
「選手権で全国大会に出ることがまず大事になってくる。そこでどれだけチームも勝てて自分も活躍できるか、2年生でどれだけ注目されるかが大事だと思います」

―好きなSBはいる?
「自分、結構Jリーグを見ていて、その時に左SBをやっていたのもあるんですけれども今ポルトガルにいる安西(幸輝)選手。タイプは少し似ているかなと。安西選手の動画を見たりしています。右と左で自分のプレーは変わって、左は安西選手のようにドリブルから入る。キックは右の方ができるので、右だと室屋(成)選手のようなプレーをイメージしています」

(取材・文 吉田太郎)
●【特設】高校選手権2019

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