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失点は警戒していたセットプレー…鹿島DF町田「責任を感じている」

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鹿島アントラーズDF町田浩樹

[9.18 ACL準々決勝第2戦 鹿島1-1広州恒大 カシマ]

 アジア連覇の夢は、警戒していたはずのセットプレーで潰えた。第1戦に続いて左サイドバックで先発した鹿島アントラーズDF町田浩樹は「自分のところからなので責任を感じている」と悔しそうに振り返った。

 窮地に陥る1失点目は前半40分、左コーナーキックを191cmのFWアンデルソン・タリスカに合わせられる形だった。マークについていたのは190cmの町田。上背では決して劣っていないものの、危険なニアサイドへの侵入を許してしまった。

 DF犬飼智也によれば「試合が始まる前からキーになる」と位置付けていたセットプレーでの失点。「単純にマークを外したのでそれに尽きる」と悔やんだ町田は「「相手の良いタイミングで入らせないように工夫が必要だった」と自身の対応ミスに責任を背負った。

 チームは後半に1点を返したものの、アウェーゴールの差で敗退決定。初のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)を終えた町田は「通用するところはあったが、1本で次に進めなくなるのがACLの難しさ。分かってはいたが、あらためて難しさを認識させられた」と振り返るしかなかった。

 中学時代から常勝軍団で育ってきた22歳。「タイトルを一つ失った思いは感じている」と負った傷は大きい。しかし、長い目で見ればこの経験も糧とするしかない。「3つのタイトルを取るチャンスがあるので、すぐには切り替えられないが、また次の試合に向けて準備したい」と前を向いた。

(取材・文 竹内達也)
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