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徳島、DF藤田征也の今季初弾でドローに持ち込む…千葉は4月以来の2連勝ならず

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[9.22 J2第33節 千葉1-1徳島 フクアリ]

 J2は22日に第33節を開催し、フクダ電子アリーナでは17位のジェフユナイテッド千葉(8勝10分14敗)と9位の徳島ヴォルティス(14勝8分10敗)が対戦。前半43分にFWクレーベのPKで千葉が先制するも、後半34分にDF藤田征也の得点で徳島が追い付き1-1のドローに終わった。

 前節の水戸戦(○2-1)で7試合ぶりの白星を獲得した千葉は同試合から先発1人を入れ替え、MF矢田旭らを先発起用。一方、ここ5試合無敗(4勝1分)の徳島は前節長崎戦(△1-1)から先発1人を入れ替え、出場停止が明けたDFヨルディ・バイスらがスターティングメンバーに名を連ねた。[スタメン&布陣はコチラ]

 ホーム2連勝を狙う千葉は前半6分に高い位置でのボール奪取を成功させたMF工藤浩平がミドルシュートを枠内に飛ばすなど、序盤から積極的な姿勢を示す。さらに同10分にDF下平匠の浮き球のパスをPA内で受けたクレーベがバイシクルを放ち、同14分には左サイドを突破したMF為田大貴が切れ込んで右足で狙うも、ともに枠を捉え切れなかった。

 一方の徳島は同16分、MF小西雄大がPA外から左足ミドルを放ったがGK佐藤優也の守備範囲に飛んでしまう。さらに同37分にはDF新井一耀との競り合いを制したFW河田篤秀がPA内に持ち込むも距離を詰めた佐藤優にシュートを阻まれ、こぼれ球を拾った杉本のシュートはカバーに入ったDF米倉恒貴にブロックされてしまった。

 すると前半42分、クレーベが放ったシュートがPA内のDF石井秀典の手に当たったと判定されてPKを獲得すると、このPKをクレーベ自らがきっちり沈めて千葉が先制に成功した。

 1-0と千葉がリードしたまま後半を迎えると、1点のビハインドを背負う徳島が攻勢を掛けるが、同7分に左サイドのMF野村直輝が送ったクロスからフリーになった河田のシュートがゴール左に外れ、さらに同13分には杉本のクロスから放った河田のヘディングシュートが枠を捉え切れないなど、なかなか同点に追い付くことができない。

 徳島は後半24分に河田に代えて藤田をピッチに送り込み、同30分にはMF渡井理己に代えてDF内田航平、杉本に代えてMF島屋八徳を同時投入して、バイスを最前線に置くなど選手を交代して状況を打開しようと試みる。すると同34分、野村とのパス交換でPA内に侵入した藤田が、佐藤優の股を抜く冷静な右足シュートでネットを揺らし、ついに徳島が試合を振り出しに戻す。

 一気に逆転を狙う徳島は後半41分に野村のラストパスを受けた岸本が好機を迎えるも、至近距離から放ったシュートは枠を外れてしまった。その後、両チームに得点は生まれずに1-1のまま試合終了のホイッスルが吹かれた。

(取材・文 折戸岳彦)
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