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琉球がホームで意地のドロー! 山形は連勝止まるも2位キープ

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琉球がホームで山形とドロー

[9.23 J2第33節 琉球3-3山形 タピスタ]

 J2第33節延期分が23日に開催され、暫定4位のモンテディオ山形は敵地で同18位のFC琉球と対戦し、3-3で引き分けた。前半30分に琉球のFW山田寛人に先制点を献上したが、後半11分にFW坂元達裕、同31分にFWジェフェルソン・バイアーノが決めて逆転。同36分にはオウンゴールで点差を広げたものの、同40分にMF風間宏希、同アディショナルタイム1分にFW上原慎也にゴールを許して追いつかれた。山形の連勝は2でストップ。7戦無敗(4勝3分)で前節終了時点の2位をキープしている。

 この試合は21日に行われる予定だったが、台風17号の影響で当日に中止が決定。2日後の23日に延期となっていた。

 山形のホームで開催された前回対戦は1-1のドロー。琉球は今節、主将のMF上里一将が累積警告で出場停止となり、MF小松駿太が3試合ぶりに先発復帰した。上里の代役としてキャプテンマークを巻くのはMF富所悠。また、GKカルバハルに代わってGK石井綾が8試合ぶりにスタメン起用された。

 一方の山形は前節、昨季に琉球をJ2昇格に導いた金鍾成監督が指揮する鹿児島と敵地で対戦。3-0の快勝を飾り、6戦無敗(4勝2分)とした。南国アウェー2連戦となる今節はスタメン1人を変更。J2通算100試合目の出場を迎えるDF栗山直樹が2戦ぶりに先発復帰した。

 琉球は丁寧なパスワークで相手の守備を崩しにかかると、前半30分に均衡を破る。最終ラインのDF岡崎亮平が右サイドに送り、ハーフウェーライン付近のDF鳥養祐矢がワンタッチで裏へパス。走り込んだ山田がPA内右で栗山にマークされながら右足で切り返し、左足でシュートを放つ。GK櫛引政敏の左手を弾いてゴール右に決まり、今夏の加入後初得点を挙げた。

 リーグ最少タイの失点数を誇っていた山形は8試合ぶりに先制点を献上。前半32分にMF柳貴博が右サイドをえぐり、折り返しを受けたFW大槻周平がターンから左足でシュートを打つが、GK石井に防がれる。同38分には右サイドのDF加賀健一がクロスを送り、FW山岸祐也がヘディングシュート。しかし、GK石井の左手を越えてゴール上のネットに落ちた。

 追加点を狙う琉球は前半41分にビッグチャンスを迎える。MF小野伸二が右足のアウトで意表を突く縦パスを出し、PA内左に持ち込んだ富所が左足でシュート。だが、スライディングした栗山に当たって左ポストを叩いた。

 ハーフタイム明け直後の後半2分には、FW上門知樹のパスを受けたMF風間宏矢がPA内中央に抜け出す。飛び出したGK櫛引に阻まれ、こぼれ球を自ら無人のゴールに蹴り込もうとしたが、右足のシュートは戻った栗山にブロックされた。

 ここから試合に動きが出始めると、次の1点を手にしたのは山形。後半11分、MF本田拓也のくさびを山岸が右横に流し、受けた坂元が山岸との近距離でのパス交換からPA手前中央で左足を振り抜く。グラウンダーのシュートがゴール右に突き刺さり、3戦連発となる今季6点目を記録した。

 後半29分には左サイドから中央に持ち出したMF山田拓巳が右足でクロスを送る。PA内中央に走り込んだ途中出場のJ・バイアーノに合えばゴールかという場面だったが、その手前でDF福井諒司が右手を使って阻止。主審が副審と協議した結果、山形にPKが与えられた。

 後半31分にPKキッカーを務めたのはJ・バイアーノ。右足でゴール左を狙ったシュートはGK石井に読まれながらもネットを揺らし、今季7得点目で2-1と逆転する。続けて同36分、右サイドの柳がGKとDFの間に絶妙なクロスを入れると、戻りながらのスライディングでクリアを試みたDF岡崎亮平のオウンゴールを誘発。3-1とリードを広げた。

 それでも琉球は後半38分、左CKの競り合いで上原がファウルを受け、PKを獲得。同40分にキッカーの風間宏希がGK櫛引の逆を突いて右足でゴール左に蹴り込み、1点差に詰め寄る。その後も相手を押し込むと、同アディショナルタイム1分には上原が右足で豪快なシュートを叩き込み、意地の同点弾。3-3で終了の笛が鳴り、2戦連続ドローで3試合負けなし(1勝2分)となった。

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