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FIFA年間MVPに投票操作の疑惑…複数人が「メッシに投票したことになっている」と主張

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FIFA年間最優秀選手賞を受賞したFWリオネル・メッシ

 国際サッカー連盟(FIFA)は23日、『ザ・ベスト・FIFAフットボールアワード2019』の授賞式を行い、男子年間最優秀選手賞はバルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが受賞した。だが、この結果について投票操作の疑惑が浮上している。スペイン『アス』が報じた。

 同賞の受賞者は各国代表のキャプテンと監督、ジャーナリスト、ファンの投票によって決まる。投票者は上位3人を選び、1位は5ポイント、2位は3ポイント、3位は1ポイントを獲得。結果はメッシが46ポイント、リバプールのオランダ代表DFフィルヒル・ファン・ダイクが38ポイント、ユベントスのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが36ポイントとなっている。

 FIFAは発表同日に各国代表のキャプテンと監督、ジャーナリストの投票内訳を公開したが、これに異を唱えた人物がいた。

 1人目はニカラグア代表のキャプテンを務めるMFフアン・バレーラ(レアル・エステリ/ニカラグア)だ。同選手は1位にメッシ、2位にC・ロナウド、3位にリバプールのセネガル代表FWサディオ・マネを選んだことになっていたが、自ら否定。本人によると投票自体を行っていなかったという。自身のツイッター(@juanbarreranica)でも「私は#TheBest2019の賞で誰にも投票していない。情報はすべて間違っている」と主張している。

 また、2人目はスーダン代表のズドラフコ・ルガロシッチ監督。同指揮官の投票は1位メッシ、2位ファン・ダイク、3位マネとなっているが、実際はリバプールのエジプト代表FWモハメド・サラー、マネ、パリSGのフランス代表FWキリアン・ムバッペの順に票を入れていたようだ。

 同紙は、アフリカのジャーナリストがツイッターで投稿したルガロシッチ監督が記入したとされる投票用紙を掲載。そこには一度メッシ、ファン・ダイク、マネに印をつけてから消したような痕跡があり、その後にサラー、マネ、ムバッペとはっきりマークをつけている。

 やや紛らわしさもあったが、ルガロシッチ監督はイタリア『トゥット・スポルト』のインタビューで「私はサラーに投票したが、自分の票はメッシに与えられた」とコメント。メッシを1位に選んだとされる投票内容を否定している。

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