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エジプト関係者はなぜサラーに投票しなかった? FIFAが明かした真相は…

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FWモハメド・サラー

 国際サッカー連盟(FIFA)は26日、エジプト代表FWモハメド・サラー(リバプール)の得票数が過少とされている問題で、エジプト関係者の投票が反映されていないのは「署名が大文字で記されていたため」と説明したようだ。イギリス『BBC』など複数メディアが報じている。

 FIFAは23日、年間表彰にあたる『The Best』の授賞式を行い、男子の年間最優秀選手はアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(バルセロナ)が受賞した。各国代表のキャプテンと監督、ジャーナリスト、ファンの投票で決められる同賞だが、リバプールの欧州CL制覇に大きく貢献したサラーは4位の得票数だった。

 FIFAは同日、各投票者の内訳リストを公開。ところが、そこにはエジプト代表のシャウキー・ガリブ暫定監督、キャプテンのMFアフメド・エル・モハマディの名前はなく、同国からは著名ジャーナリストがFWサディオ・マネに1位票を投じたのみだった。

 エジプトサッカー協会(EFA)は暫定監督、選手の両名はサラーに投票を行ったと主張したが、母国の対応にサラーは不信感を抱えた様子。自身のツイッターアカウント(@MoSalah)のプロフィール欄から「エジプト」という文字を削除し、「私のエジプトへの愛を変えようとしても、彼らは成功しないだろう」と投稿していた。

 もっとも、そこでFIFAから驚くべき真相が明かされた。「8月15日にEFAから提出された票を見ると、名前が大文字で記されていたため、投票は有効なものではないと考えられた。また投票用紙に義務付けられていたはずの事務総長による署名もなかった」。リストにエジプト関係者の名前がなかったのは手続き上の不備だったようだ。

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